2009年01月03日

数字で1レグを振り返る その2

新年明けましておめでとうございます。

今年もマイペースにのろのろやっていこうかと思いますので、気が向いたらたまに覗いてやって下さい。その程度で十分かと思います。

さて、昨年12月23日に「数字で1レグを振り返る」と銘打って、センター関連の数字をいろいろ挙げてみました。その2をやるつもりはなかったのですが、正月のヒマにまかせて、次なる集計をやってみました。だいぶ前にも一度やったことがあるんですが、ミスに関わる数字から、各チームの状況を読んでみようと考えました。

以下に挙げる「失点」は、自チームのミスによる失点のみを集計しています。相手チームのスパイクが決まったことによる失点は含まれていません。サーブミス、スパイクミス、その他のミス(ダブルコンタクトやオーバーネット等)が集計対象。

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セットあたりの失点が少ない順に並べています。1位は予想通りシーガルズ。やはり圧倒的にミスが少ないですね。このチームのバレーを掘り下げてみるために、もう1つの表を用意しました。サーブ効果率とスパイク決定率です。それぞれの数値が高い順に並べてあります。

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サーブ効果率もスパイク決定率も最下位。シーガルズというチームは「とにかくまずラリー」に持ち込んで、その中で何とかしてしようとしています。サイドアウトでもブレイクでも、一発で決めようなんていう意思はないんでしょう。だからこそ、こんな数値なのに現在7勝2敗で2位。急ぐことなく、回り道をしても、確実に1点を取りに(拾いに)行く。バレーにもいろいろな勝ち方があるんだな〜と教えられるチームです。

デンソーは、サーブの数値は褒められたもんじゃないですが、スパイクの数値は素晴らしいですね。セット平均のスパイクミスはシーガルズよりも少なく、それでいて決定率は4.6%も高い。かつて慢性の決定力不足に悩まされたチームとは思えません。それだけセッター横山のチョイスが的確ということなんでしょうか? あとは細田の決定率が35〜36%くらいまで上がってくれば、2leg以降独走してしまうかも知れません。

他方、スパイクミスの多さが気になる我が武富士バンブー。108失点のうち79をチエ&ミホで占めています。175cmにも満たない「ちびっこレフト」としては、それだけ厳しいところを狙っていかなきゃ…ってことなんだとは思いますが、それにしても多いんですよね。こんな集計もしてみました。スパイクミスによる失点が30以上の選手のみを対象としています。

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単に失点数だけをいえばシダルカの独走なんですが、打数で割るとそれに続くのはチエ&ミホなのです。去年まではニコちゃんやエステスといった外国製の大砲がおり、それに次ぐ存在としての彼女達だったわけなんですが、今リーグではその図式がありません。現在のスパイク決定率は、チエが35.2%。ミホが32.0%です。他チームの「ちびっ子レフト」の数字を見れば、これでも健闘している部類に入るんです。上げていくのはなかなか難しいのかも知れませんが、もう少し何とかミスを減らして欲しいな〜と思います。…それにしてもシダルカの数字は凄いですね(^^;)。

V・プレミアリーグの2nd Legスタートまで、そしてV・チャレンジリーグの開幕まであと1週間。待ち遠しくて仕方ない今日この頃です。
posted by 千酔亭 at 17:51| Comment(2) | TrackBack(0) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月31日

良いお年を!

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去年も全く同じことをかいているんですが、今年もまた、なかなか思うに任せぬ1年でした。7月末に更新を停止して、10月からポツリポツリと再開していますが、以前のペースに戻す気にはなかなかなれません。年明けからも何かと忙しい日々になりそうだし、なかなかペースは上げられないでしょう。業界的に最も忙しい春先を乗り切ったら、もう少し何とかできるかも知れません。でも年明けにはチャレンジリーグも開幕するし、そちらのことも書いて行こうと思います。移籍やら新加入やらがプレミアよりずっと多くて、戦力分析が難しいのです。PFU最強のネタキャラ、佐々木侑が三洋に移籍してしまったのは、さすがにちょっとショックでしたねぇ…。

更新を停止してからも、たくさんのアクセスをいただいています。どうもありがとうございました。皆様にとって2009年が良い年でありますように。
posted by 千酔亭 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

数字で1レグを振り返る

皇后杯は車体の優勝というまさかの結果でした。もともと個々の決定力は高いものがあるのだし、噛み合えばこのくらいはやれるってことでしょう。ただ、これが今後のリーグに反映するかは別です。試合後のインタビューで葛和監督が、「チーム力で勝った」というようなことを言っていましたが、私の見方は全く逆です。「個の力で勝った」ようにしか見えませんでした。サーブの威力とレナタ、都築の決定力。ブロックはリーグ開幕当初に比べればマシになりましたが、それでも良いとまでは言えません。センターの存在感が薄いのも相変わらず。優勝と言う結果に、チームとしての問題が隠れてしまった印象です。「組織力」を感じることはありませんでしたし、要するに今大会の好結果は、選手個々の良い波が同時期に集まった結果。一言でいうと「ハマった」んだと思います。今のような戦い方で3レグまで勢いがもつでしょうか?

果たして私の見方が正しいのか、間違っているのか。年明け1月10日から再開のリーグを待つとしましょう。皇后杯の話は以上。ここからは表題の通り、1レグを振り返っていきます。まずは順位のおさらいから。

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前評判が高かったのはデンソーと久光でしたが、その通りに抜け出しているのはデンソー。逆に怪我人続出で低迷しているのが久光。岡山と東レが続き、その後の3チームが団子状態。佐和の最下位は予想通りですかね…。今回詳細に振り返る切り口として、センターをどれだけ使えているかということに焦点を当てたいと思います。まずはこちらをご覧下さい。

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横に長いのでクリックで拡大してご覧下さい。左端の並び順はサーブレシーブ成功率。世間的に(というかテレビ的に)、センターをどれだけ使えるか=Aキャッチがどれだけ返るか、という括りで語られていますから、ここを出発点にします。トップは同率で久光とデンソー。車体3位はやや予想外でした。パイオニアこの順位は仕方ないでしょう。佐和はかつての堅さはどこへやら…。選手個々の数字は、あくまでセンターのポジションに入ったときの数字のみを抜き出しています。例えば岡山の野村はライトに入ることの方が多いですが、その場合はカウントしていません。

表の右端にセンター占有率という項目があります。ここが私の重視しているところ。全体の打数(若しくは得点数)に占める、センターの割合です。サーブレシーブ成功率とリンクさせてみると、これがなかなか面白いのです。多少なりとも見やすくまとめたものがありますので、次はこちらをどうぞ。

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純国産メンバーで戦う2チームが上位に来たのは、ある意味当然なんだろうと思います。高さとパワーで圧倒する大砲がいない分、センターが機能しないことにはサイドも決まらない。サーブレシーブ成功率は高いとはいえないですが、それでも岡山も武富士も去年よりはるかにいい数字です。岡山がスタメンに米村を、武富士が服部を入れているのは守備重視の証。何よりも返球が多少乱れても自在にトスを操れるセッターと、少しくらいトスが乱れても何とかできるセンターがいる。数字がそのことを証明しています。爆発的な強さはないけど、大崩れもしない。長丁場のリーグを戦い抜くには大事なことだと思います。

久光の数字はさすがというか、やはり良いですね。決定率が例年より低いですが、先野・大村を共に怪我で欠き、いかにも調整途上という感じのする山本と、2年目の平井で戦ってきたのですから、これから上がってくるでしょう。ただ、ここ最近は平井を外して先野を入れています。果たしてこれが吉と出るのか凶と出るのか。平井を外したのが、私にはちょっと解せません。ブロックが良くなかったということでしょうか? 橋本の怪我で三上が先発のここ数試合ですが、見劣ることは特にないように思えます。

パイオニアは占有率はいいのですが、決定率が低い。栗原をサーブレシーブの中心に置くという「大冒険」をしている状況下で、内田はよくセンターを使っていると思います。決定率が物足りないのは庄司の方。何が問題なのかまでは私にはわかりませんが、34%はセンターとしてはいかにももの足りません。もうちょっと奮起を促したいところ。内田が今日の試合で怪我をしたようですし、年齢的にスタミナ面も不安視されるところですから、南にかかる比重が大きくなってくるでしょう。そういう面からも、やや不安が先に立ちます。

NECの数字も、サーブレシーブ成功率を考えればなかなかだと思います。松崎がもっと低くなるんじゃないかと思っていました。去年は秋山と杉山で合わせる時間が少なく、ずいぶん苦労していましたが、今年はそこもマシになった印象です。サーブレシーブ成功率の方はメンバー的にさほど上がってこないと思いますが、そこを秋山がどう切り回すのか。テンパって一本調子になることがあるものの、それでも尚センターにトスを上げられるかが鍵になると思います。

デンソーは少ないでしょう。横山は本当にレシーブがきれいに返った時しか、センターにトスを上げない印象があります。だからこそ決定率は全チーム中で最も高いんですが、でももう少し強引さがあっても良いと思うのです。それによってサイドへの負担が軽くなるはずだし、特に細田の決定率(30.1%)がさっぱり上がってこない現状を、何とかするための突破口にできるんじゃないでしょうか。これだけAキャッチが入っているんですから、セッターの工夫の余地は多いにあります。…関係ないけど、ロンドンに速攻やブロードを打たせてみて欲しいな〜と常々思っています。

東レも少ないですね。レフトレフトの印象。少ない分決定率が高めなのはデンソーと一緒ですが、でも高いのは片方だけ。「ブロード馬鹿」こと西脇の毎年の決定率の高さは、本当に凄いと思います。あれだけワンパターンでも50%前後をキープし続けていているのは、もう職人芸の域ですね。ただし荒木が抜けた穴は、新人2人で埋められるものではありません。中道もあまり冒険しないタイプのセッターですから、このくらいでずっと行くんでしょう。リーグ後半のことを考えれば、もう少し積極的でもいいんじゃないかと思うんですが…。

佐和は悪い意味で妥当な数字です。サーブレシーブ返らず、センター使えず。加えて黒羽のセッターとしてのスキルもちょっと…という感じ。嶋田はラリー中に突っ立ったまま打ちに行かないこともあるし、今の成績は必然でしょう。センターから突破口を…という切り口ではこれ以上何も語れません。江畑の戦列復帰こそが希望の光です。

JTは相変わらず。寺廻監督は前回リーグの反省として、「相手にとっては谷口とケニーさえマークしておけばいいという状態で、攻撃面での変化が足りなかった」というようなことを言っていましたが、今年も同様です。人が変わっただけ。去年の場合、坂下が急造センターとして入らざるを得ないという、同情すべき点がありましたが、今年はそれすらありません。さらに悪いのは打数ベースより得点ベースで占有率が下がること。普通ここは上がるもんですよ。チーム全体の決定率をセンターが下回ってしまうのは、ちょっと寂しいものがあります。上昇の余地はいかほどか…。

最後はトヨタ車体。今回のセンター中心に語るという意図から言うと、車体の数字はダメダメです。しかしチーム全体のスパイク決定率はリーグトップ。サーブレシーブ成功率は3位。しかしセンター使えず(使わず)、1レグの成績は2勝7敗。ところが皇后杯優勝。もう何だかわかりません。ここはセンターうんぬんというチームではないし、迷走していた葛和監督も、今後は皇后杯のメンバーで固定するでしょう。あとの私の見方は最初に書いたとおりです。1レグよりは良くなるでしょうけど、終盤までもつとは思えません。


先週、深谷へ生観戦に行ったんですが、バンブーつるじとシーガルズ岡野のトス回しを見て、心底面白ぇな〜と思いましたね。全日本の試合で「縦のB」なんて出たら、レアなお宝を発見したみたいな大騒ぎですが、この2人にとっては本当に普通です。加えてアタッカーもトリッキーなのがシーガルズ(森と山口)。バンブーの2人は正統派の(?)速攻打ちです。ブロードは少ない。どちらも人気のないチームですが、本当に面白いバレーをするので、ぜひもっと注目していただきたいものだな〜と思います。

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posted by 千酔亭 at 20:43| Comment(3) | TrackBack(0) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

「スポーツで埼玉をもっと元気に」

先週金曜日のことですが、表題のイベントに観戦仲間2人と連れ立って行って参りました。浦和レッズ、大宮アルディージャ、埼玉西武ライオンズ、埼玉ブロンコス、大崎電気オーソル、そして武富士バンブーという埼玉県に拠点を置き、トップリーグで活動する6チームが一堂に会した今回の試み。異なるスポーツ間で横のつながりを持ち、県内のスポーツを盛り上げていこうという非常にいい方向性をもったイベントだと思います。思ったより人の入りが少なかったですが、初めての試みとしてはこんなもんなんでしょうか。

2部構成になっていて、第1部では各チームのGM〜代表クラスの方による「スポーツのちから」と題したシンポジウム。第2部が選手たちによるトークショー。私が強い興味を持っていたのは第1部の方でしたが、結論から先に言うと、今回のところは互いのこれまでの活動や現状を話し合ったくらいで、今後に向けての具体的な話は何も出ませんでした。本当にただ第一歩の足跡をペタッとつけただけ。

話しを聴いていて面白かったのはbjリーグ 埼玉ブロンコスの成田社長と、日本ハンドボールリーグ 大崎電気オーソルの矢内GM。前者は典型的な企業スポーツの形態から抜け出せないJBLを脱退し、bjリーグ立ち上げに加わった経緯を。後者は今まさに感じている現状への危機感を、包み隠さず話してくれました。単純に笑えたという意味では、大宮アルディージャの渡邉代表もなかなか愉快な方でした。

残念ながらバンブーの永田部長から、興味深い話は何も聞けませんでした。他の方の話を手元のメモにいろいろと書き込んではいましたが、ご自身の口からは当たり障りのない言葉しか出ず、ファンとしてはそこがとても残念でした。言えないことも多々あろうかとは思いますが、それでも今のVリーグや、企業スポーツのあり方に対する危機感を、遠回しにでもいいから感じられる発言を期待していたんですがねぇ…。それすら難しいんでしょうか。

質問コーナーがあれば集客への意識について聞いてみたかったんですが、第1部では残念ながら無し…。プロリーグの各チームはもちろん、バレーと同じ典型的な企業スポーツのハンドボールよりも、その意識が低いことに正直ちょっとイライラしました。1時間はあまりに短く、「えっ、もう終わり?」という感じで終了。あれではチームの存在を来場者に意識付けることはできなかったでしょうね…。一緒に行った観戦仲間が、帰りに「今度ブロンコスの試合見に行ってみようか」と言っているのを聞きつつ、「今度バンブーの試合を見に行ってみよう」と思ってくれた人は、多分いないだろうな〜と考えてしまいました。

とにかくこれは第一歩だから…ということで、無理に自分を納得させていますが、何ともいえない消化不良の感を拭えませんでした。選手のトークショーはいらないから、テーマをもっと絞り込んで、突っ込んだ内容のディスカッションを期待したい。単なる定期会合で終わらせてはいけない。今回のような総花的な内容では、回を減るごとに聴衆が減ってしまうでしょう。

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で、第2部には各チームの選手が登場。沖縄遠征中の大崎電気は欠席。その時間まさにアジアシリーズを戦っていた西武からは、OBで現球団職員の高木大成氏が参加。他はこんな面々でした。

浦和レッズ MF 細貝萌
浦和レッズレディース DF 田代久美子
埼玉ブロンコス ガード 清水太志郎
埼玉ブロンコス フォワード 庄司和広
大宮アルディージャ DF 冨田大介
武富士バンブー MB 石川友紀

こういう場にいちばん向かないのがユキなんじゃないか? という心配をしていた通り、司会の堀尾正明氏からの質問に片言しか返せないユキ。堀尾氏が10秒しゃべって、ユキは1〜2秒。とりあえず無難な返事をしておいて、突っ込まれると何も言えないユキ。本当に困ると笑ってごまかそうとするユキ…。チームの看板選手になっていかなきゃいけないんだから、もうちょっとしゃべれないとね。まあ、これも経験です。

第1部と同じく、いちばん聴衆を笑わせたのは大宮の冨田選手。ビッグクラブの影になってしまうマイナーチームを渡り歩いてきた悲哀や、河川敷の練習グラウンドが2度に渡って水没してしまった悲劇を、やや自虐的に話してくれました。「努力が嫌い」と言ってはばからないブロンコスの庄司選手も面白かった。

でも今回いちばんツボだったのは、その庄司選手の靴のサイズに話が及んだ時。31cmというサイズに驚いて、隣のユキに何事か話しかけた浦和レッズレディースの田代選手。しかしそこでユキの靴がやけに大きいことに気付いてしまいました…。

ユキの足元を覗き込みながら何事か言っている田代選手。
「見るな〜!!」とばかりに右腕をブンブン振るユキ。

靴のサイズを聞かれたに違いないと大爆笑する、観客席の意地悪なファン3人組。帰り際、観客をお見送りする選手たちの中にユキを見つけて、早速ツッコミを入れる観戦仲間K。笑ってごまかすユキ(笑)。何かそれだけで妙に満足して、3人組は所沢の夜に消えて行くのでした。

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え〜と…今後の更新ですが、「本当に書きたいことがあったら書く」という感じで、月1〜2回のペースでやっていこうかな〜と思っております。それで充分でしょう。気楽に気楽にやって行こうと思います。なお、コメントとトラックバックは承認制とさせていただきます。
posted by 千酔亭 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) |  → 武富士バンブー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

Takefuji Bamboo Ver.2008-2009

再開を決めたわけじゃないんですが、書きたいことがあったので書きました…というか、mixiからの転載だったりします(笑)。V・プレミア開幕が近づいてくると、やっぱりワクワクしますねぇ。


さて、各チーム、新外国人選手や内定選手が続々と発表される中、バンブーだけが今もって何の発表もありません。ネット上では、やれ廃部だの降格決定だのと喧しいですが、果たしてそうでしょうか? 親会社の業績が芳しくないのは確かにその通りで、廃部に関しては私も不安を持っています。昨日や今日のことではなく、1年半も前にblogにそう書きました。今年はリーグの公式スポンサーからも撤退しています。

でも「外人を採らないなら降格決定的」という見方には、真っ向から反論します。あまりに一面的な見方と言わざるを得ません。…いや、これも正直に言いましょう。私自身も以前はそう思っていたし、昨シーズンの不振をblog上で、「外国人選手に大きく依存してきたツケ」と書きました。でもこれはあくまで、いくつかある原因の中の1つであって、全部ではありません。外国人選手がいないことによるデメリット(高さの面や、2段トスの上げどころ等)は確かにありますが、でもメリットだってあるわけです。


先日発売になった月刊バレーボール誌上で、石原監督は昨シーズンを振り返り、「淡白だった」と言っていました。どう淡白だったのかという具体的な言及はありません。でもこれはやはり、主に攻撃面を指しているんでしょう。そしてその最大の原因が、セッター総取っかえという「アクシデント」にあったことは疑う余地もありません。昨年4月に平井が加入。5月に井村が、7月に伊豫谷が、8月(発表は10月)に春山が相次いで引退。9月につるじが加入するも、現役復帰という形でしたから、実際にトス合わせを始めたのは10月に入ってから。平井もケガをしていたのか、サマーや国体予選でコートに入ることはありませんでした。つまりリーグに向けてチームを「一から」作り始めたのが秋頃ということ。どんなにたくさん攻撃の型があっても、それらはほぼ全てセッターを経由するわけですから、勝手知ったるセッターがいない影響は、ちょっとやそっとのものではないはずです。

井村がトスを上げていた頃は、完成度の高い様々なコンビがあり、その上でハニーフやエステスという「大砲」の存在がありました。でも昨シーズンの状況を考えれば、同じレベルの完成度を求めるのは酷というもの。レセプションが安定しない中で、つるじが見事な(強引な)トスワークを披露し、石川と石田の成長などもあったとはいえ、全体としてはやはり単調になってしまい、ラリーに持ち込んでも落とすことが多くなりました。

もう1つ、一度リズムを崩してしまうとなかなか立て直せないという問題もありました。典型的だったのは3レグのデンソー戦。セットカウント2-3(25-18、25-11、11-25、18-25、9-15)で敗れた試合ですが、改めて見てもひどい得点経過です。5月の黒鷲でも、リーグでは圧倒していたJTに同じような負け方(32-30、30-28、15-25、12-25、7-15)をしています。ここまで極端でなくても、連続失点を喫する場面は本当に多かった。これもまた、攻め手の少なさに起因していると思いますし、石原監督に「淡白だった」と言わしめる要因だったのではないでしょうか。


今年のサマーリーグ。予選を見た段階では、まだそれほど期待の芽は大きくありませんでした。平井のトス回しに目を瞠り、池浦の成長を感じ取ることはできましたが、NEC戦のスト負けを見る限り、連続失点癖はそのまま。何か変化が起こるような予感はなかった。でも9月の決勝リーグを見て一変しました。たかがサマーとはいえ、あんなに何の不安もなくバンブーの試合を見られたのは初めてでした。平井のトスワークは引き続き冴えており、石川もそれに応えて「センターエース」と呼びたくような高い決定力を見せ、ブロックも安定していました。

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考えてみれば、石川は3年目にして初めて、十分な準備をしてリーグを迎えることができます。1年目は全日本に召集され、黒鷲後から約半年間チームを離れました。2年目は前述したセッター総取っかえに見舞われ、やはりトス合わせの時間が少なかった。サマーでのユキは攻守に渡って本当に頼もしかったし、今年こそが本領発揮の年になると、自信をもってそう思います。まあ去年だって、2レグと3レグでは内藤の決定率を上回っていたんですがね。打数は少ないけど。

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同じくサマーで存在感を見せた金子について、世間的にやや誤解があるように思います。彼女は攻撃面はもともと良いのです。今年急に良くなったわけではありません。サトの問題はあくまでブロックでした。「えせ」リードブロックをしがちで、相手セッターに裏をかかれ、サイドへ詰められずに2mも離れたところでジャンプしてしまう。監督が怖くて使えないと考えても、残念ながらしょうがなかった。でも今年のサマーを見ると、かなり良くなりましたね。ユキやカナに比べれば少々もたついて見えてしまいますが、1年前のサト自身と比べれば、かなりの進歩が見られました。ユキともカナともタイプが違う「パワー系」センターですから、今回のリーグで活躍の場は必ずあるはずです。池浦ともども、4年生は着実に進歩しています。


サイドを絡めたコンビの攻撃を熟成させて、「コート内にいる6人全員のテンポが合ったバレー」をする。それが2008-2009バージョンの武富士バンブーじゃないでしょうか。大型の外国人選手を入れないメリットは、まさにそこにあります。意思の疎通を欠く心配もない。サマーリーグの結果は、その方向性が正しいことを証明したのだと思います。「ナイスコンビ!!」と何度叫んだことか。ラリーに持ち込んで、最後は外国人選手がドカンと決めるこれまでのパターンから、今シーズンはコンビか速攻でピリオドを打つ。そんなバレーが見られるはずです。

もう1つの問題、連続失点癖にも改善が見られました。その理由として最も大きいのが、「データバレー」の導入だと思います。客席に入力担当が1人、伝達担当が1人いて、ベンチでは石原監督と宮下コーチ、若しくは尾崎コーチがインカムをつけていました。そこで質の良い情報が得られ、コート内の問題に対して迅速かつ的確な対策を打てているから、連続失点を最小限で食い止められた。それどころかバンブーの連続得点シーンの何と多かったことか! おそらくサーブの狙いどころについても指示が出されていたはずです。

BambooSummer08-1.JPG

導入してすぐに結果を出せたのは、新たに加入した宮下コーチ(前カナダ女子ナショナルチーム監督)のお陰でしょう。3チームが入替戦行きになる今リーグは、ソフトの使い方や生かし方を試行錯誤している場合ではないのだから、高いレベルでの実戦使用経験者が必要でした。外国人選手は入れずとも、こういう補強はしているのです。そしてきちんと結果に結びつけました。


もちろん不安が全くないと言えばウソになりますが、でもそれはどこのチームとて同じこと。外国人がいないから入替戦行き決定なんていったら、昨シーズンのシーガルズの4強入りは説明がつかない。シーガルズにできたことが、バンブーにできない道理などあろうはずがない。セッターもサイドもセンターもリベロも、何ら引けを取ることはありません。それに外国人を入れたからといって、うまく機能するとも限らない。そんな例は過去にいくつもあるでしょう。セッター2人が2年目を迎え、若手が着実に成長し、ベテランが存分に力を発揮できる今年なら、去年の轍は踏まないと自信をもって言えます。大事なことはチームがしっかり連動していることです。

澤畠 石川 吉澤
石田 内藤 平井 田向

これが個人的に希望のスタメン。まあ実際にはセッターつるじで、リベロは今村だろうけど。でもこのスタメンで平井が前衛に上がってきた時に、2枚替えでつるじとルミ姐が入ってきたらかなりツボです。三十路頑張れ! いや、ネタはともかく、バンブーを愛する皆様。何も悲観的になることはありません。良い結果が出ることを信じて応援しましょう。あとはケガ人が出ませんように。
posted by 千酔亭 at 00:28| Comment(8) | TrackBack(0) |  → 武富士バンブー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

更新を停止します

2005年11月から続けてきたこのblogですが、当分の間更新を停止することにしました。仕事が忙しいのが半分、同じようなことばかりループで書いてて、自分で飽きてしまったのが半分。更新意欲が著しく下がってしまったので、しばらく休止することにしました。いつ再開するかはわかりません。というか、再開するかどうかもわかりません。Vリーグが始まる頃には書きたくなるかも知れませんし、このまま閉鎖してしまうかも知れません。

書きたいことがあるから書いていたのに、いつの頃からか書くこと自体が目的になり、そのためにネタを探すような状態になりました。まあ、これだけの頻度で更新していれば、いずれそうなるのかも知れませんが、義務感に駆られてやるようなものじゃないですからね…。再開することがあっても、更新ペースはもっとゆっくりにすると思います。

これまでご覧いただいた方、コメントを下さった方、ありがとうございます。リンクをしていただいた方は外してください。コメント欄とトラックバックは1週間くらい開けておきますが、荒らされたり、スパムが入ったりするのも嫌なので、その後は閉鎖します。
posted by 千酔亭 at 19:02| Comment(13) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

アラキング goes to Italy

荒木絵里香がイタリアのセリエA ベルガモへ移籍するそうです。
チームのサイトに載ってるんだから間違いないでしょう。

荒木にとって、Vリーグという舞台は狭くなってしまったんだと思います。
本人が海外へ行く気になったのは当然だし、それより東レがよく出したな〜と
思います。本人の意思がそれだけ強かったということかも知れません。
井野と仲がいいから、海外の話もいろいろ仕入れたことと思います。
実際、井野のblogには荒木と秋葉原で会った話が書かれています。
ちなみにベルガモからカンヌ(フランス)までは直線距離で300kmくらい。
東京〜名古屋くらいの距離です。

今年のチームがどういうメンバー構成になるかはまだまだ未定ですが、
コンビを組むことになるセッターは多分ロビアンコ。ピッチニーニも
チームメイトになるはず。センターのライバルになるのは、バラッツァと
アリゲッティという、これまたイタリア代表コンビ。当たり前ですが、
レギュラーが確約されてるわけじゃありません。去年はドイツの大エース
グリュンがいましたが、トルコに移籍してしまいました。ポーランドの
ロスネルはどうなるんでしょうか。

世界屈指のハイレベルですから、ここでの経験は荒木にとって大きな
財産になると思います。もしかすると、こちらが思うほどうまくはいかない
かも知れません。でもたくさんの悔しい思いを乗り越えてきた彼女ですし、
それを糧に成長できるでしょう。私は心が狭いので、「東レの荒木」は
応援できませんでしたが、ベルガモの荒木は応援します。

まあ、まだ少し早い話題ですね。正式発表を待ちましょう。
ラベル:バレーボール
posted by 千酔亭 at 21:17| Comment(5) | TrackBack(0) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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