2009年02月11日

企業スポーツ

『日産が野球部など休部 経営合理化の一環』(スポニチ)

日産自動車は9日、自動車不況を受けて正社員を含めた国内外のグループの従業員のうち、1割近い2万人を2010年3月末までに削減し、計21万5000人にすると発表。国内では新規採用の抑制などによる正社員4000人を含め計1万2000人を削減する。リストラの一環として、硬式野球部、卓球部、陸上部の3部を休部。都市対抗野球2回、日本選手権1回の優勝の実績のある名門野球部は、1959年創部からの歴史に、ひとまずピリオドを打つ。


『セコム:ラグビー部の強化中止、社員有志での自主的活動に』(毎日新聞)

社会人ラグビーのトップイースト11に所属するセコムは10日、ラグビー部の強化を中止し、社員有志による自主的活動に変更すると発表した。正社員である日本人選手38人やスタッフは会社に残るが、プロ契約している外国人選手5人やコーチとは今季限りで契約を打ち切り、事実上のクラブチームとなる。


アメリカの金融危機に端を発した世界的な不況の波は、否応なく日本にも押し寄せ、企業スポーツの休廃部や縮小が相次ぐ事態になっています。ラグビーは昨年末以来、ワールド、IBMに次いで3チーム目。どれも明確な「廃部」ではなく「強化の縮小」としています。プロ選手とは契約を切り、社員有志による活動として残す。ただし勤務時間や職場の配置で優遇されることはなくなり、遠征費用なども出ない。「廃部」という言葉こそ使っていませんが、事実上同じことです。一部選手の流出は避けられないし、トップリーグはもちろん、それに順ずるレベルでも戦えなくなるのは明白。それぞれに「縮小」の理由は違うとはいえ、同じ競技で3チーム続けて同じ方策を採ったというのが、どうも引っ掛かります。

企業がトップレベルのスポーツから撤退・縮小する例は、私が把握してるだけでも、まだこれだけあります。

西武(アイスホッケー)→廃部
オンワード(アメフト)→廃部
TDK(サッカー・JFL)→廃部
TASAKI(サッカー・なでしこL)→廃部
三菱ふそう川崎(野球)→休部
ホンダ(ハンドボール)→縮小
ホンダ(F-1)→撤退
富士重工業(WRC)→撤退
スズキ(WRC)→撤退
三菱自動車(ダカールラリー)→撤退

地域レベルではもっとあるはずですが、主だったところはこのあたりでしょうか。これらの発表全てが、ほんの数ヶ月以内に起こったという事実に、改めて驚きを禁じ得ません。廃部がまだ何ヶ月も先のことというチームもありますが、最初に取り上げた日産のように、何の連絡や相談もなく、突然決定事項として伝えられた例もあります。選手やコーチなど、関係者の心情を考えると胸が痛みます。

こうなってくると「負の連鎖」も心配になります。苦しいながらもチームを維持してきた企業が、現在の相次ぐ休廃部に乗っかってしまわないか。株主からの突き上げなどもあるかも知れません。逆に上層部は維持するつもりでも、一般社員の支持を得られないことも考えられます。給与どころか雇用そのものが危うい状況で、スポーツ部だけが聖域になるのはあり得ないことです。

救いなのは今回廃部になったチームの中に、クラブとして生き残りをかける動きがいくつかあること。冒頭に取り上げたセコムのような、「事実上そうなってしまう」…という消極的なものではなく、自らチームの存続をかけて動いている強い意思の存在。

元オンワードオークスメンバーによるチーム再建への挑戦ブログ

アメフトXリーグの名門、旧オンワードオークスがクラブチームとして再建を図っています。「社会情勢に左右されない地域とファンと共に歩む真のクラブチーム」、「地域に根ざし地域とファンの方から愛され必要とされるチーム」を目指し、blogを通してその過程を伝え、再建にかける強い気持ちを発信しています。選手だけじゃなくチアリーダーも!

「私はチアリーダーです。ダンサーではありません。応援するチームがなければチアはできません。ただ、チアリーダーがやりたい訳ではありません。このチームのチアリーダーがやりたいんです。このチームでなければ私がチアリーダーをやる意味はありません」
(2008年12月24日 チアリーダー守田亜美さんによる記事)

素晴らしいと思いましたね。多くの選手やスタッフが記事を書いており、関係する人たちの一体感と、必ずまた日本一に返り咲くんだという意思を感じ取ることができます。今年1月8日の記事では、これまで]リーグで鎬を削ってきた他チームの選手やコーチが、自らのblogで今回の再スタートを応援してくれていることも紹介されていました。

株式会社ファクトリージャパンというスポンサーを得て、これまで同様、神奈川県相模原市を本拠地とするものの、オークスの名前は権利の関係上使えないらしく、名目上は全く別のチームとしての再スタート。2部若しくは3部リーグから始めなくてはなりません。最低でも約3000万円かかるという活動費の継続的な確保。来年以降の使用グラウンドが未確定など問題もあるようです。いろいろと難しいとは思いますが、何としても成功して欲しい。私はアメフトのルールも正確には知らず、]リーグはCSでちょっと見たことがある程度なんですが、それでも今回の「災い」が、関係者の努力によって「吉」となることを願ってやみません。同じような事例は今後も出るはずだし、旧オークスには素晴らしい成功例となってほしい。


「企業スポーツに支えてもらった時代が終わりを迎えた気がする」
(日本オリンピック委員会 福田富昭・選手強化本部長)

「できることをやらなければ、次世代の夢も希望もなくなる」
(日本アイスホッケー連盟の冨田正一会長。企業に依存したチーム運営からの脱却など、対策を研究する委員会を発足させた)

「スポーツ界発展のために、ぜひ成功させたい」
(陸上のクラブチーム、セカンドウィンドACの川越監督)

「もう、企業スポーツが中心となる時代は終わったと思います。これからはプロ化と地域密着しかありません。1社が1チームを持つのではなく、地域の複数の企業が支え合うといったものに変えていかなければ。同じ理念があるのであれば、他の競技も一緒になって盛り上げていきたいと思っています」
(bjリーグ 河内敏光コミッショナー)


2009年という年は、後にスポーツ界における大転換の年として記憶されるのではないか? 希望的観測に過ぎるかも知れませんが、そうなって欲しいと思います。バレーボールにも、危険水域に足を踏み込んでいる親企業がいくつかあります。全体移籍などという幸運はもうないでしょう。冒頭に取り上げた日産は、事前に何の説明もなく、突然休部を通告されたそうです。バレーで同じことが起きない保証はどこにもありません。危機感は足りているでしょうか?
ラベル:企業スポーツ
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2009年02月06日

V・チャレンジリーグ@流山観戦記 その3

何だかやけにアクセス数が多いと思ったら、「ちょっと一言言わせていただきます!」さんと、「suis annex weBLOG」さんから記事中リンクをいただいていました。大したことは書いてないのに、いつもすみません。何だか妙にかしこまってしまいます。

さて、いい加減に流山の観戦記を終わらせましょう。最後はKurobeアクアフェアリーズを取り上げます。前回リーグ、昨年2月に上尾で見た時の「ブロックはいいけど、とにかく決定力がない」という印象から、どの程度変わってきたのか。田中弓貴に加えて、張ほーかくも日立佐和から加入し、期待できる要素は多いにありました。

第3試合前のチーム練習が始まって、真っ先に気になったのは田中弓貴の両脚を覆うサポーター。見るからに「怪我人でございます」という格好です。スパイク練習が始まると、着地の後の痛々しい様子が不安を煽りました。

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それでも試合が始まれば、田中弓貴はやはり田中弓貴でしたね。レシーブは堅く、つなぎは丁寧、スパイクは巧み。大きな声でチームメイトを鼓舞する姿は、まさに「大黒柱」でした。自分がそういう目で見ているから余計にそうなのかも知れませんが、やはり存在感が違うなと感じます。

次に目立ったのはオポジットの村上菜央。183cmの長身サウスポー。これがまたなかなか豪快というか、力強いスパイクを打ちます。レセプションにはほとんど入らず、打ち屋に近い存在なんですが、それだけの決定力はしっかり見せています。去年はさほど目立った印象はなかったんですがねぇ…。私の目が節穴だったんでしょうか?

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ほーかくも存在感を示していました。この日に限っていえば、スパイクよりもブロックで。シャットアウトが特に多かったというのではないですが、詰めるべきところをしっかり詰められていました。先週末に日立佐和の悲惨極まりないブロックを見てしまっただけに、ちょっといろいろ考えてしまいます。

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セッターの位田愛は…え〜と…今「いんでんあい」と読んでしまった人、手を上げて( -_-)ノ。もちろん違います。ものすごく紛らわしいですが、Kurobeの位田愛は「いだめぐみ」と読みます。いわゆる内定選手だと思うのですが、主戦セッターを務めています。第3セットにちょっとちぐはぐな様子も見受けられましたが、それ以外は良かったと思います。

途中出場で流れを変えたシカマックス(色摩知巳)は、見た目には去年とさほど変わってはいませんが、でもスパイクフォームは力強さを増したように感じました。打っても打っても決まらなかった印象の去年と違って、今年はなかなかやってくれそうです。

リベロの熊谷も印象に残りました。私はアタックラインの後ろから、積極的にオーバーでトスを上げようとするリベロを無条件に評価する傾向がありますので(笑)、この点で熊谷はとってもいいリベロでした。プレーが丁寧なのも好感度アップです。

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今週末は三洋と大野石油という、なかなか難しい相手との2連戦。大混戦の今リーグですから、優勝争いに食い込むチャンスは十分以上にあると思います。2月の上尾大会でまた見られますので、改めてじっくり見ようと思っています。

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2009年02月04日

デンソーのセンターを考える

V・チャレンジリーグ@流山観戦記の方を早く終わらせなきゃいけないんですが、久しぶりにプレミアのことをちょっと…。


06-07シーズンには36.5%だったキラのスパイク決定率。センターとしては明らかに物足りない数字。しかしその翌年、一気に49.4%に跳ね上がりました。その理由はいくつかあると思いますが、その中の一つとして確実に挙げられるのが、早くて高くて短いブロード、いわゆる「Cワイド」を高いレベルでモノにしたこと。前回リーグではこの攻撃の決定率が抜群に高かったはずです。

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連続写真にしてみましたが、私のカメラは秒間3コマが限度なので、このくらいにしか撮れません。それでもトスがユウコの手を離れた時には、キラは既にワンレッグで跳ぶ体勢に入っていますので、リードブロックでは対処が難しいというのはハッキリわかると思います。ブロッカーの手にかすることもなく、見事に決まりました。

ユウコとキラの間でこれがきっちり決まれば、サイドの選手にとってかなり大きなアシストになります。安定感はまだ足りませんが、第2セット…いや、第3セットの途中まで、本当によく決まっていました。テンパってくるとサイド一辺倒になってしまうのは、経験の浅さゆえ仕方ないと思っています。チャミですらそうですからね…。

昨日もちょっと書きましたが、第3セットでヨシコに替えて出すなら、マイではなくナルだったろうと思います。結果論ではありません。フルセット戦ってヨシコには7本しかトスが上がらず、しかもきれいにヒットしたのは、そのうちの1本だけでした。トスを上げられないのは、合わせる自信がないから…ってことでしょう。

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ユウコはマイに1本もトスを上げられず、この交代はブロックを低くしただけに終わり、ここから流れは久光に傾きました。いくら考えても理解しかねる交代です。ナルは1月18日のバンブー戦で第3セット途中出場。特筆すべきは1セット足らずの短い時間で、ユウコが6本もトスを上げ、うち4本を決めたこと。バンブーのブロック陣が対処できなかったといえばそうですが、ユウコはナルとのコンビに自信をもっているからこそ、このトス回しができたはずです。

5セットで7本と、1セットで6本。状況が全く違うので、一概に比べられるものでないことは理解しています。でも交代のカードとして達川さんが優先すべきだったことは、自身の脳内シミュレーションより、ユウコにとって都合の良い選択肢を増やしてあげることではなかったか? ナルなら高さも落ちないし、鋭い速攻もブロードもある。もちろんマイにはマイの良さがあるんですが、裏センターの位置では生きないと思うのです。

ロンドン 井上 細田

岡野  福田 鈴木

高さは落ちますが、でもマイの機動力を最大限に生かすなら、ポジションはこっちだと思います。一度見てみたいけど…無理だろうな〜。

ユウコは本当に良くなってきたし、サイド陣も頑張っていますが、4強に進むには何かもう少しオプションがないと、現状のままでは苦しいと思います。「本来のレギュラー組」による戦い方を想定した、従来の守りの交代だけでは勝ちきれません。試行錯誤している時間もない。

今後、ベンチワークの質で試合を落とすことがないよう願っています。

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2009年02月01日

V・チャレンジリーグ@流山観戦記 その2

プレミアの試合を見に、結城まで行ってきました。デンソーは2セット連取から逆転負けを食らう最悪の負け方。第3セットで矢野に替えて福田を出すという意味不明な交代があり、そこから流れが変わってしまいました。別に福田が悪かったというのではありません。鈴木と矢野は全然合ってなかったし、それ以前にトスがさっぱり上がりませんでした。それならそれで矢野には「ブロック職人」に徹してもらえればと思うんですが…。もし替えるならバンブー戦で活躍した関でしょう。わかりやすい交代しかしない達川さんが、たまにこういう突飛な交代をすると、だいたい失敗してる気がします。

福田を生かすならセッター横の位置で、井上を対角に移す形がよかろうと思います。セッター横だと高さの面でちょっと問題もありますが、速攻もブロードも、ライトへの平行もオープンも打てる訳ですから、ちょうど車体の高橋翠のようなことをできると思うのです。福田を使わないのはもったいないし、使えばもっとやれるはずです。今日みたいな中途半端な交代では生きない。鈴木はトスを一本も上げられず、結果として「ブロックが低くなっただけ」の交代になってしまいました。それまでリードしていただけに悔やまれます。


さて、長い前置きはこのくらいにしておいて(笑)、流山観戦記の続きです。「つづき」と入力して変換すると、「続き」より先に「都築」と出てくる私のPCはなかなか素敵だと思います。いや、そんなことはどうでもいい。今日は上尾メディックスを取り上げます。ただ、それほど印象には残らなかったので、あまり長くはなりません。流山での3試合を見て、最も印象に残ったのは三洋。次いでkurobe、そこからどーんと離れて上尾。悪い意味で印象に残った柏。新規参入の2チームは、まあこんなもんかという程度。

そんな感じだったので、PFUは上尾には勝てるだろうけど、三洋には苦戦するだろうな〜と思っていました。なので昨日PFUが上尾に負けたのはかなり納得がいきません。何でやねん!って感じです。スタッツを見るとマンブルが爆発してるので、まあたまたまハマっちゃったのかな…と、自分を納得させています。今日は何とか三洋に勝ちました。こちらは大変よろしい。3連敗を免れたという、そのことだけでも大いに価値があります。餅田が83本もスパイクを打ってます。昨日も62本打ってるし、2日で合計145本…。

もっちー死んでないか? 大丈夫か?

対角の清水もっと頑張れ!
足立もっと出場をアピールしろヽ(`Д´)ノ


…いかん、どうにも話しが逸れる…。本日の主題は流山の観戦記です。本当です。上尾で見たかったのはマンブルと中尾。昨年の主力からレフト対角の佐藤とヌニェスが抜けていますが、その影響はさほど大きくないと見ています。ただ中尾がライトからセンターに回ってしまったのが、何だかちょっともったいない。この試合のスタッツを見ると、スパイク決定率は37.1%(13/35)と数字上はさほど悪くないんですが、実際はトスが全然合ってなくて、当り損ねがうまく点に結びついた印象しかありませんでした。去年の印象からすると、そこが何だか物足りない。

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チャレンジでは屈指の美人選手だと思います

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ワンタッチが認められず、この表情。


新外国人のマンブルは、去年のヌニェスほど極端ではありませんが、豪快な「打ち屋」であることに変わりはありません。ハマると凄いスパイクを打ちますが、相手の低いブロックにかかったり、正面でやすやすと上げられることもしばしばでした。さほどのインパクトはありません。とはいえチャレンジリーグでは図抜けた身体能力を持ちますから、ハマると本当に脅威です。

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当たり前のようにブロックの上から来ます

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斜めに跳んでも間に合います

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堅実な仕事をするリベロの関

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インタビューは福田でした


成績を見ているとまず波が大きいという印象を持ちます。いい時は本当にいいけど、悪い時は徹底して悪い。その安定感のなさは、ある意味PFUに似ていますが、でもバレーのスタイル自体には、奇をてらったようなところはありません。オーソドックスなればこそ、もうちょっとつなぎをしっかり鍛えた方が良いのではないか? と思いました。

posted by 千酔亭 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

V・チャレンジリーグ@流山観戦記 その1

いろいろと忙しくて写真の整理ができず、更新が遅くなってしまいましたが、先週の日曜日にチャレンジリーグ観戦に行ってきました。私が力を入れて応援するPFUは来ていないんですが、kurobeや三洋、上尾、山城の加入した柏もいましたし、楽しむ要素には事欠きませんでした。第一試合から最後まで通しで観戦して1500円。本当に安いお楽しみです。

今回最も気になっていたことの一つは、三洋へ移籍してマネージャー登録されている佐々木侑のこと。PFUを離れたことを知ったのは、昨年10月31日に発売された「チームの顔」を見て、そこに名前がなかった時でした。落丁か!? って真剣に思いましたが、後日三洋へ移籍したことを知りました。何があったのかは知る由もありません。PFUは移籍同意書を出さなかったようで、佐々木は今シーズンをマネージャーとして過ごすことになりました。まあ、こればかりは規則ですから仕方がないでしょう。

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どこかケガをしている風もなく、本当に元気そうで安心しました。コートの中で飛び跳ねるところを見たいですが、今はできることを黙々とやるしかありません。来シーズンへの楽しみ…というと先が長いですが、現時点ではそう言うしかないですね。


さて、私が三洋の試合を見るとき楽しみにしているのが、現キャプテン林と前キャプテン槌谷。

チャレンジリーグに限った狭い話ではなく、プレミアでもそうなんですが、「なぜこの人がキャプテン?」と疑問に思ってしまうことが少なからずあります。「ポジションが人をつくる」というのも一面では正しいと思いますが、人を引っ張る立場として力を発揮するには、少なからず適性が求められます。職人肌のタイプは向かない可能性が高い。期待の選手だからといって、「重荷」を背負わすのはどうかと思う場合もあります。

槌谷と林は、見ていて実にキャプテンらしいと思うのです。誰よりも積極的に声を出し、大きなアクションで味方を鼓舞します。プレーヤーとして特別目立つ存在ではありませんが、でもこういうタイプが2人もいるチームは、そう簡単に崩れることはないはずです。

中野清香という小さいながらもパワフルな新人が頑張っていますし、久光から移籍した木村も巧いプレーを見せています。しかし全体的にやや決定力不足な感じは否めません。セッターの星にも少々不安定なところがあります。それでもFL熊本相手なら持ちこたえられますが、次戦からの3試合(vs 健祥会、vs PFU、vs Kurobe)は大きな山になりそうです。

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リベロにしてキャプテンの林蓉子

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中野のジャンプサーブ

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写真中央が槌谷、右はセンターの坂田

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3枚ブロックが結構多く見られました

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林のレシーブフォームは見ていて「美しい」と感じます

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相手のブロックアウトを狙いを覚って、咄嗟に腕を引っ込めた木村

この最後の写真、相手スパイクはアウトになったのでナイス判断でした。木村は腕を出すタイミングを遅らせたり、跳ぶ格好だけで跳ばなかったり、いろいろトリッキーなことをやっていました。明らかな判断ミスはなかったし、確信をもってやっていることなんだとは思いますが、ちょっと危なっかしくも見えます。打つ方ではコースをしっかり狙っている印象を持ちました。久光にいた頃は全く見たことない(というか気にしたことすらない)選手でしたが、なかなかどうして、考えてプレーしているな〜と思いました。


三洋だけでこんなに長く書くつもりはなかったんですが(笑)、3試合分書いているととんでもなく長くなるし、もう出かけなくてはならないので、何回かに分けます。ただし続きがいつになるかはわかりません…。

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posted by 千酔亭 at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

今年のPFUブルーキャッツ その2

前回の続きです。

正直、第1週は「勝って当たり前」の対戦相手だっただけに、スタッツの数字を単純に受け取っているわけではありません。堅いチームに弱い印象があるだけに、大野石油や三洋電機が難敵になりそうな予感がひしひしとしています。何しろPFUはミスの多いチーム。思い切りの良さと引きかえの個性であるだけに、かなり割り引いて見てはいるんですが、それを考慮しても土曜日の試合はちょっと多過ぎ。ストレートで終わった試合なのに、相手に27点(!)も献上しています。ちなみにこの試合でのFL熊本の総得点は58。ほぼ半分です…。

翌日の試合では21点に減りましたが、それでもセットあたり7点。もうちょっと減らしたいところなんですよね。ミスの内訳は、土曜日がスパイクで13点、サーブで14点。日曜日がスパイクで10点、サーブで9点、その他2点。日曜日の試合後コメントで、大津監督は「今日はサーブミスが少なかったため、ゲームを上手に運ぶことができた」って言ってますが、9点くらいなら合格なんですね…。そんなことも考慮しつつ、セットあたりの失点をもう1点減らしてもらいたい。6点以内が目安。

ミスを恐れない徹底した攻撃バレーがPFUブルーキャッツの魅力であり、私もだからこそ好きなんですが、今年こそ優勝を勝ち取るためには、精度の向上も必須の条件です。FL熊本もGSSも、PFUバレーに慣れていない新規参入チームでしたが、これから当たる相手は昨年も対戦しているチームばかり。十分な対策をしているはずです。それを突破してこそ、優勝は見えてきます。

安定感のある餅田には何の不安もないんですが、大久保が果たしてどれだけの数字を残してくれるかが、結構大きな鍵を握りそうな気がしています。開幕2戦の数字は正直少し物足りない。レセプションの負担が少ない割に打数も多くないし、バックアタックもない。キルブロックも2日間で1本だけ。いわゆる「前2枚」のローテでは、セッター対角の選手が後ろから飛んできて欲しいんですが、ダメなんでしょうか? まあ、PFUの場合「2枚」とは言い難いんですけどね。何しろセッターが「あの人」ですから。

さて、そのセッターとは、もちろん古藤千鶴のこと。本当に見ていて楽しい選手です。セッターというポジションの枠には収まりきらない、自由度あふれるプレーヤー。私にとってはPFUブルーキャッツというチームを象徴する選手です。セッターなのに2段トスを打ち、バックアタックも打ち、スパイク決定率ランキングに名を連ねてしまうヤツ。かつてサッカーの選手で、キーパーなのにフリーキックやPKを蹴る選手がいましたが、古藤はまさにそういう「型破り」の人なのです。ちなみに昨シーズンは14試合54セットで、172打数73得点。スパイク決定率は42.4%の高率(リーグ12位)。前衛の時にはセンターブロッカーも務めるので、キルブロックも25本(同10位)記録しています。サーブ効果率でも9位に入っており(13.8%)、これぞまさにオールラウンダー。こういう愉快な選手がいるということを、多くのバレーファンに認知して欲しいな〜と願っています。全日本だけがバレーじゃないのと同様、プレミアばかりがバレーじゃない。チャレンジリーグだって面白いんです。


行ける範囲内で、少しでも多く会場に足を運ぶつもりでいるんですが、私が駆けつけられるのは関東圏内のみ。今シーズンは上尾での4試合のみになりそうです。千葉でも4開催あるのに、何でPFUの試合が組まれてないかな…。最終節(3/21・22)は優勝がかかっている可能性があるので、何を差し置いても行くつもり。2月の試合も、現時点で土日とも行く予定です。数少ない観戦の機会を無にしたくないですからね。

あえてチームへの不満を言わせていただくなら、退部者についての最低限の情報すらないこと。佐々木も河合も竹村も好きな選手だったんですが、ホームページには本人の簡単なコメントはおろか、退部したという事実すら記載がありません。このあたりはもうちょっと、ファンの気持ちも汲み取って欲しいところです。戦評や得点経過はわかりやすくて良いので、あともう一歩踏み込んでもらいたい。

今年こそ優勝を! 心からそう願っています。


<1/17追記>
内定選手について書くのを忘れていました。すでに3人が出場登録をされており、そのうちの1人は早くも今日のエンクロ戦に出場していました。

川上真央 18歳 179cm 仁愛女子高校(福井)在学中
加藤星奈 18歳 166cm 北陸高校(福井)在学中
嶽 稔美 18歳 173cm 金沢商業高校(石川)在学中

今日出場したのは川上。いきなりスタメンとは、大津監督もなかなか思い切ったことをします。179cmと高さのある選手ですし、即戦力になるならチームにとって大きいですね。。6/19で決定率31.6%。まあお世辞にもいい数字とは言えませんが、デビュー戦の緊張もあったでしょうし、温かい目で見守るとしましょう。決まらなかったけど、バックアタックを1本打っていることは評価したい。

今日の試合、失点が14と少なかったことで、3セットとも5点以上の差をつけて楽に取れていました。いつもこうは行かないでしょうけど、明日以降は難敵が続きますから、今一度気合を入れなおして頑張って欲しいものです。


<1/18追記>
難しい試合になると思っていたKUROBE戦ですが、何とスト勝ちでした。第1、第2セットと僅差ですから、結果の数字ほど楽ではなかったんでしょうけど、でも勝負強いところを見せてくれています。

今週はセンターとレフトの表裏を入れ替えてきました。正直、意図はよくわかりません。餅田のバックアタックを引き出すためかとも思ったけど、昨日今日で1本しか打ってないし…。まあ、まだいろいろと試している段階なんでしょう。内定の川上は今日も先発で、ほぼフル出場。5/14で35.7%でした。2日続けてとは、よほど期待が大きいんですねぇ。早く試合を見たい!

来週は流山で試合あるんですよね。PFUはいないけど。見に行ってみようかな〜。
posted by 千酔亭 at 22:59| Comment(10) | TrackBack(0) |  → PFUブルーキャッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

今年のPFUブルーキャッツ その1

チャレンジリーグが開幕しました。今年は2チーム追加されたので10チーム。3月の第3週で終わるというのはプレミアと同じ日程です。例年チャレンジの方が先に終わってしまって、入替戦までずいぶん間隔が開いてしまっていたので、そういう観点からは良いことだと思います。ただし、プレミアは日程にかなり余裕があるのに対し、チャレンジは2月第2週に小休止があるだけ…という違いはあります。

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(公式ページから失敬してきました。応援してるから許して下さい)

第1週を終えてPFU、三洋電機、健祥会、大野石油が連勝スタート。KUROBE、上尾が1勝1敗。他の4チームは2敗。昨年の優勝チーム健祥会と2位のPFUは、共に今シーズンからチャレンジに参入したGSS、熊本FLとの試合でした。PFUがどちらもストレートで一蹴したのに対し、健祥会はGSSにフルセット、熊本FLにも1セット落とし、結果の数字を見る限りでは、どうも今年は不安定なようです。KUROBEは土曜日に上尾にスト勝ちし、今年は相当やるなと思ったんですが、日曜日は大野石油に1-3で負け。他方、連敗スタートではあるものの、四国88は大野石油とも三洋電機ともフルセットに持ち込みましたから、力は互角と見て良さそうです。デンソーからレンタル移籍の高橋と井上がバリバリ活躍してます。デンソーにいては出番はなかっただろうから、こうして真剣勝負の機会を得られるのは、彼女達にとって本当に貴重だと思います。その他のチームも含め、あともう1週見ると今年の力関係がかなり見えてくるんじゃないでしょうか。


さて、本題に入りましょう。今年のPFUは去年と大きく陣容が変わりました。手っ取り早く比べてみましょう。下記が昨年のメンバー。

佐々木 河合 佐藤
大端   餅田 古藤 竹村

フロントオーダーなので、実質は佐々木がレフトで、河合がライト。それに対して今年はこうです。

大久保 鈴木 餅田
足立   佐藤 古藤 池田

赤字にした4人が入れ替わっています。今年はバックオーダーなので、ポジションも名目どおり。開幕スタメンセッターは時長だったんですが、第1セット途中から古藤に替わっているのでこちらをメインとします。裏レフトのスタメンは土曜日が足立、日曜日が清水でした。

開幕2試合のスタッツを見て、真っ先に思ったことはセンターの打数が増えたな〜ということ。去年の佐藤は14試合全てにスタメン出場したものの、54セットで打数はたったの118。セットあたり2本程度。対角の大端にしても同152なので3本弱。これはいかにも少ない。サイドに個性派が揃っていて、それを面白がっていたのは確かですが、改めて数字を見るともうちょっと何とか…って思ってしまいました。それが今年は土曜日の試合が13本。日曜日は18本も打っています。セットあたり5本ですから去年の倍以上。対角の新人鈴木もほぼ同じくらいの打数。

古藤がトスの配分を変えてきたのは、やはり去年チーム最多打数の佐々木がいなくなった影響が少なからずあると思います。510打数224得点(うちバックアタック57打数15得点)。スパイク決定率43.9%(同26.3%)。これは堂々たる大黒柱の数字です。この穴を埋めるのは高卒の新人と、三十路の(失礼)復帰選手。バックアタックという縦のアクセントは大幅に減ります。対角の餅田が健在とはいえ、新加入の2人に大きな負荷をかけないためには、センターが有効に機能することが必要不可欠です。

足立史織と鈴木未来はサマーリーグ東部予選で見ました。その時のことは7月13日の記事に書いています。カワイイ上に使える新人が入ったと喜んだものですが、やはりリーグでも期待通りの結果を出してくれました。足立は2セットと少しの出場ながら、9/14で決定率何と64.3%。サーブ効果率(15.0)もサーブレシーブ成功率(85.7%)も全て合格点です。鈴木は2試合ともフル出場し、15/29で51.7%となかなかの数字。サマーで見たときはブロックが良かったですし、観戦の機会には改めてじっくり見たいところです。

サイドのもう1人の新加入選手、清水亜寿里(あずさ)は北海道天塩郡幌延町出身。私の故郷とは40km程度しか離れていません。妹背牛高校→日立という路線は、大先輩の吉原知子と一緒。年齢的には現パイオニアの庄司の方が近いですが、在学期間はかぶっていません。06-07シーズンまではKUROBEにいました。4セットの出場で8/24。決定率36.4%は少し物足りないか。でもキルブロック4本、サーブレシーブ成功率71.4%(15/21)は合格点です。ベテランですし、これから徐々にコンディションを上げてくるものと思います。北海道の北の方出身としては、応援しない訳にはいきません。

新加入選手がもう1人。リベロの池田歩美。彼女に関しては、公式プロフィールとスタッツの数字から得られるもの以外ほとんどわかりません。就実高校→園田学園女子大学と進み、PFUに入ってきましたが、24歳ですからいわゆる内定選手ではありません。サマーの時にはいませんでした。2試合ともフル出場で、サーブレシーブ成功率77.8%(14/18)は十分合格点。早く実際のプレーを見たいですね。

え〜と…書きたいことはまだまだあるし、恐ろしく長くなりそうなので2回に分けます。続きはまた後日。
posted by 千酔亭 at 21:37| Comment(2) | TrackBack(0) |  → PFUブルーキャッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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