2008年04月01日

「ロック・ベスト100」

電車の中吊り広告を見て。思わず買ってしまったPLAYBOY。月刊の方ですよ。表題の特集をやっているのです。この手のランキングは、もうやり尽くされている感もありますが、それでもやっぱり気になる私。

雑誌の色によってランキングってのは大きく変わる訳ですが、今回のは選者が40〜50代中心なので、当然ランキングは'60年代後半〜'70年代中心。私にとっての「リアルタイム」は80年代からになるので、ここに出てくるアルバム群は、後追いで聞いたものばかり。当然という感じのものあり、意外に思えるものあり、でもやっぱりビートルズは強かった。そんなランキング。ベスト10だけ載せちゃいましょう。罪はないでしょ、それくらい。

1.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band / The Beatles
2.Abbey Road / The Beatles
3.Hotel California / Eagles
4.The Beatles(White Alubum) / The Beatles
5.At Fillmore East / The Allman Brothers Band
6.Revolver / The Beatles
7.Plastic Ono Band / John Lennon
8.W / Led Zeppelin
9.Highway 61 Revisited / Bob Dylan
10.U / Led Zeppelin

サージェント・ペパーズですか…。私はアビー・ロードの方が好きなんですがね。サージェントはドラッグソングの品評会みたいで、あまり好きになれません。'67年に「あの音」を作り出したのは、確かに驚嘆に値しますが、1曲1曲のパワーはアビー・ロードの方があると思います。後半の壮大なメドレーは何度聴いても飽きません。ビートルズはその他に、ホワイトアルバムとリボルバーもランクイン。ジョン・レノンのソロ1作目も入ってます。

イーグルスの3位は意外です。私はあまり好きじゃありません。タイトル曲の印象があまりに強すぎて、他が耳に入らないってのもありましたが…。レンタルしてきて、10年ぶりくらいに聴いてみましょうかね。ちなみに読者アンケートでは、ダントツの1位なのだそうです。マジで?

オールマン・ブラザース・バンドも意外。正直言って、あまり聴いたことがありません。これもちょっと借りてみます…って、あるのかな? ツェッペリンの2作は、まあ順当ですかね。

私の無人島盤、ニール・ヤングの"After The Gold Rush"は23位。そんなもんですかねぇ…。ディランの"Highway 61 Revisited"は納得です。自分がベスト10を選ぶなら、確実に入ってくるザ・バンドの"Music From Big Pink"は11位。惜しい! キング・クリムゾンの"In The Court Of Crimson King"は49位…。これは納得いか〜ん! U2は74位に"Joshua Tree"が入ってるけど、R.E.M.は1枚もなし。仕方ないかとは思うけど、でもやっぱり納得いかない。あ、湯川れい子が9位に"Automatic For The People"を入れてる。えらい。

そういう訳で自分も選んでみようと思います。まだ考えがまとまらないので、明日以降に改めまして…。公式サイトへのリンクもはっておきます。
posted by 千酔亭 at 22:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

10月の読書記録

「全日本女子バレー コンプリートガイド」が発売されたことはもちろん知っていますが、まだ読んでません。別に金がないわけじゃなく、現在読んでいる小説を読み終えてしまわないと、長いこと放り出してしまいそうだから。で、今日その読みかけの1冊を読了しました。

Books071030.JPG

大した量じゃありませんね。スカパーに加入して、家での読書時間が減った影響です。通勤電車の中と、昼休みには相変わらず没頭してます。「犯人に告ぐ」と「Wの悲劇」以外は全て、いわゆる本格モノ。謎解き…というか、犯人当てをメインとした推理小説。

9月21日に単体で取り上げた「Yの悲劇」はもちろん、同一線上にある「Xの悲劇」も素晴らしかった。タイトルだけに惹かれて買った夏樹静子の「Wの悲劇」は、面白かったですが、2時間ドラマやなぁ〜という感想を抱きました。だって、謎解きする場所がガケの上…。

人間心理の盲点を突くという視点で、カーの「皇帝のかぎ煙草入れ」と、有栖川有栖の「月光ゲーム」は秀作でした。前者はメイントリックとして。後者は凶器の隠し場所に。あ〜なるほど〜! とひざを打つこと間違いなしです。

警視の父と、小説家の息子…といえばクイーンですが、その素晴らしきフォロワーたる法月も、ぜひ読んでいただきたいもの。今回読んだのは短編集で、収録された5編の中でも「都市伝説パズル」が秀逸でした。『電気をつけなくてよかったな』という血文字で有名なやつをモチーフにしています。

さて、明日からしばらくは、冒頭に書いたバレーの雑誌を集中的に読もうと思います。他のブログを見て回ると絶賛されてますし、とても楽しみです。感想などはまた後日。
posted by 千酔亭 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月21日

『Yの悲劇』

ミステリの古典作品を読み始めてると16日に書いたばかりですが、
昨日ひとつの歴史的名作を読了しました。エラリイ・クイーンの
『Yの悲劇』です。作品自体はもちろん、以前から知っていました。
何となく海外物を敬遠していたので、これまで読む機会がありま
せんでした。

ミステリにはベスト10とか20とか、そんなのがよくありますが、
この作品はその手のランキングで、必ずと言っていいほど名前が
上がる常連作。読み終えてみて、その事実に心から納得しました。
本当に面白かった。

TregedyOfY.JPG ハヤカワ・ミステリ文庫

作品紹介は例によって文庫の裏表紙に頼りましょう。

 行方不明の富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの港に
 揚がった。警察は毒物による自殺と断定したが、その後ハッター
 一族の邸では奇怪な事件が起こり始める。子供のジャッキーが
 毒物の入った飲み物で危うく命を落としそうになり、未亡人の
 エミリーがマンドリンという奇妙な凶器で殺害されたのだ。
 狂気じみた一族を巻き込んで展開される驚愕すべき完全犯罪。
 名探偵ドルリイ・レーンが解明に挑む連続殺人の全貌とは?
 スリリングな謎、用意周到な伏線、明晰な論理性と、本格
 ミステリに求められるすべてを備えた不朽の名作。

説明の通り至るところに伏線が張られ、一族の狂気の背景、複雑な
プロットに思わず引き込まれて行きます。最も犯人に近づいた有力な
証言者は「聾・唖・盲」という三重の障害をもっており、触覚と嗅覚に
基づく「証言」が捜査をさらに混迷させます。しかしレーンは極めて
明快な論理をもって真相にたどりつくのです。

通常の探偵小説なら、謎解きをしてエンディングへ…というところ
ですが、この作品はそうではありません。あまりにも意外な結果に
レーンはどう対処すべきか苦悩し、申吟し、ついには非情の決断を
下すに至ります。

…このくらいならネタバレにはならないでしょう。とにかく読んで
みて下さい。この作品はあちこちのサイトで取り上げられてますが、
ネタバレも多いので気をつけて見て下さい。巻末の解説も、決して
先には読まないで下さい。

意外なことに、海外での評価はそれほど高くないのだそうだ。なぜ
日本人の心にこれほど訴えるのか…を語ろうとすると、ネタバレを
避けられないので止めておきます。あえて言うなら、完璧な論理に
加えて、人間臭さが強い作品だからじゃないかと、私は思います。

今まで読まずにいたことを後悔しました。未読の方に自信をもって
お勧めします。


posted by 千酔亭 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月16日

読書記録

ここ1ヶ月で読んだ本を、積み重ねてみました。通勤途中だけじゃなく、
昼休みにも読まずにいられなくなってきました(笑)。

Books070913.JPG

冒険小説やハードボイルド、警察小説も読んでますが、どうも私は
いわゆる「本格推理小説(謎解きもの)」の方が好きなようですね。
この中でいえば、上から順に、

霧越邸殺人事件 綾辻行人(新潮文庫)
星降り山荘の殺人 倉知淳(講談社文庫)
月の扉 石持浅海(光文社文庫)
アイルランドの薔薇 石持浅海(光文社文庫)
生首に聞いてみろ 法月綸太郎(角川書店)

個人的に1番面白かったのは「アイルランドの薔薇」ですかね。とても
読みやすく、極めて論理的に謎が解かれ、且つラストのダメ押し2連発に
仰天する…という構造になってます。石持の作品で世間的には「月の扉」
の方が評価が高いようですが、私にはあまり面白くなかった。超常現象
のようなことが話しに入ってくると、どうも胡散臭くなってしまう。

「霧越邸〜」は何だか煮え切らない感じだし、犯人が途中で想像できて
しまった。その直後に読んだ「星降り〜」は展開がほとんど同じだった…。
これは読んだ順番も悪かったですね。「生首に〜」は面白かったですよ。
法月は期待を裏切らない。

これ以外では、古典的名作「深夜プラス1」はもちろん、「制服捜査」も
非常に良かった。「制服〜」は5編からなる連作短編集ですが、最後に
収録されている「仮想祭」の凄い緊迫感には、本当に引き込まれました。
その前の4編があってこそ際立ったと言えると思います。傑作でしょう。

「深夜〜」がとても面白かったので、最近は「古典」を読み始めてます。
クイーンとか、カーとか、クリスティ等々。

読書の秋ですし、秋の夜長を存分に堪能したいと思います。

posted by 千酔亭 at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月29日

「鋼鉄の騎士」

活字中毒がまだ続いています。通勤時間がやや長いので、その間は
黙々と本を読んでいます。夢中になりすぎて乗り過ごすことも…。

昨日、超大作を読み終えました。文庫で上・下巻合わせて約1500
ページ。ハードカバーでは分冊されておらず、あまりの分厚さに
「ドカベン」と言われていた(笑)、藤田宜永の「鋼鉄の騎士」です。

Koutetsu.JPG
藤田宜永 「鋼鉄の騎士」 新潮文庫 1994

原稿用紙の枚数にすると2500枚だそうな…。いわゆる冒険小説と
言われる分野には超大作が多いですが、まあ、読み応えありました。
内容の説明には裏表紙の文章をそっくり借りましょう。

 <上巻>
 第二次大戦直前、世界中にキナ臭い空気が漂う1935年。左翼運動に
 挫折しパリにやって来た、子爵家出身の日本人青年がいた。偶然、
 目にしたトリポリグランプリに魅せられ、青年はレーサーを目指す。
 ナチスの足音、スターリンの影に震える欧州で、国際諜報戦に巻き
 込まれつつも疾走する熱い青春―。冒険小説の枠を超えた面白さで
 圧倒する超大作2500枚。

 <下巻>
 見事に初勝利を果たした千代延義正は、1938年南仏・ポーで開催
 されるレースに向け、トレーニングに明け暮れていた。だが、国際
 紛争の火種がついにくすぶりはじめる。活発化する列強の謀略戦は、
 義正の運命をも変えつつあった。駐仏陸軍武官の公職と私情との
 狭間で苦悩する父・宗平。そして、二人の女性の行く末は? 怒濤の
 クライマックスへ、物語はブガッティの如く一気に駆け抜ける!

貴族、軍人、スパイ、レーサー、泥棒、科学者、ジャーナリスト等々、
様々な人が登場し、それぞれの点が結びついて線となり、最後の舞台、
南仏のポーに収斂されていきます。偶然の要素が多すぎるきらいは
ありますが、それを差し引いても十分面白い。

長過ぎるせいか、平成10年に文庫化されてから重版されていない
ようです。本の帯に「○○年度 このミス第○位!」とつけただけで
売れるらしいですから、やってみてはどうでしょうか? 新潮社さん。
ちなみに'95年の2位です。1位は真保裕一の傑作「ホワイトアウト」
でした。

厚さに拒絶反応の出ない方は、ぜひ読んでみてください。

 

posted by 千酔亭 at 21:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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