2008年06月19日

ワールドGP開幕前夜

気がつけば明日開幕のワールドグランプリ。メンバーはOQTの12人+西脇、庄司。今年もまた、センターばっかりそんなにいてどうすんねん? という感じです。スポニチの記事によれば、第1週は荒木が「左ひざ痛で全治3週間」のため外れるのだとか。3週間で全治するなら、大したことはないと思いますが、第1週だけじゃなく全休させて欲しいものです。

どこの国もガチメンでは来ないようで、例えば土曜日に当たるトルコは、2年前の世界選手権で主力だった選手は誰もいません。日曜のアメリカも、郎平監督は若手主体で望むことを明言しており、トムやメトカフ、オーモーサントスにシコラも来日していません。まあ、要するにそういう位置づけの大会。ワールド「お試し」グランプリ。日本もゴールデンに放送がある今週こそ、荒木以外はガチメンでしょうけど、翌週からはいろいろ試すでしょう。全部ガチだったら、というか河合を一試合通して使うくらいのことをしなかったら、「無策旅情」の歌詞の2番を作るよ。

で、放送日程ですがこうなってます。

【神戸ラウンド】
6月20日(金) : 18:55〜20:54 日本×カザフスタン(※延長あり)
6月21日(土) : 19:00〜20:54 日本×トルコ(※延長あり)
6月22日(日) : 19:00〜20:54 日本×アメリカ(※延長あり)

【香港ラウンド】
6月27日(金) : 深夜1:30〜3:00 日本×イタリア(※一部地域を除く)
6月28日(土) : 深夜2:40〜4:10 日本×中国(※一部地域を除く)
6月29日(日) : 15:30〜16:54 日本×キューバ(※一部地域を除く)

【マカオラウンド】
7月4日(金) : 深夜1:40〜3:10 日本×中国(※一部地域を除く)
7月5日(土) : 15:30〜16:54 日本×ブラジル(※一部地域を除く)
7月6日(日) : 15:30〜16:54 日本×ドミニカ共和国(※一部地域を除く)

【横浜ラウンド】
7月9日(水) : 18:55〜20:54 日本戦(※延長あり)
7月10日(木) : 18:55〜20:54 日本戦(※延長あり)
7月11日(金) : 18:55〜20:54 日本戦(※延長あり)
7月12日(土) : 19:00〜20:54 日本戦(※延長あり)
7月13日(日) : 19:00〜20:54 日本戦(※延長あり)

各試合、CSのTBSチャンネルで再放送はするようです。さすがに深夜に起きて見ることはしないだろうな…。
posted by 千酔亭 at 22:02| Comment(4) | TrackBack(1) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

OQTを終えて

男子もOQTの全日程を終えました。今日は清水と福澤が素晴らしい働きをしていました。清水のスピードとパワー、福澤の類まれな身体能力。上を見て切磋琢磨する両者は、大きな可能性を感じさせてくれます。

細かな状況はもちろん違いますが、何となく4年前の女子を思い起こします。五輪を知る大ベテランがキャプテンを務め、出場権を逃した悔しさを知る中堅どころがいて、大いなる未来を感じさせる若手がいる。このチームはOQT以後バラバラになってしまい、五輪では惨敗。その後4年間は進歩どころかむしろ後退している感さえあります。それでも恵まれた条件の下、五輪の切符は今回もつかみました。

男子がこうなることはないと思いますが、それでもホーム開催の利があったことは確かなのですから、勝って兜の緒を締めよと言わねばなりません。まあ男子の場合、ワールドリーグでアウェー戦を経験する機会も多いですし、辛酸をなめてきた中堅〜ベテランが多いですから、杞憂に終わるでしょう。メダルとなるとハードルがかなり高いですが、荻野いわく「オリンピックは一日一日で勢いがつく」そうですから、2ヵ月後にピークを作れるように、周到な準備をしてほしいと思います。試合後のゴッツのインタビューに、エースの風格を感じました。

選手たちとは関係ないですが、今回男女とも五輪切符をつかんだことで、バレー界全体の様々な問題がうやむやにならないか心配です。これはあくまで、トップチームたる全日本の強化という「部分」であって、それ以外のところまでが是認されるものではありません。五輪出場権を取り戻したことで思考停止してしまうのは、また元の道へ逆戻りすることを意味します。

この土日がどうだったかはわかりませんが、男子も前回に比べて視聴率が数パーセント落ちています。ゴールデンタイムに放送するには、かなり苦しい数字になってきていることが事実。こんなに面白いバレーをやってるにも関わらず…です。

普及と育成、リーグのあり方などをトータルに検証し、改善若しくは再構築をしていくことが、最終的にトップの強化につながっていく。その順番を間違ってはいけない。「アコスタ後」の動きも含め、日本のバレーボールは大きな岐路に立たされていると思います。
ラベル:OQT バレーボール
posted by 千酔亭 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月07日

胸を張って北京へ

オリンピック行くと人生変わるっていうけど、僕もほんまに変わっちゃった。現役やってる限り、もう1回行きたいという気持ちは自然と湧いてくるよ。

(両ヒザを怪我して)手術せんとあかんやん。ほんとは9割方引退だったんです。でも先生の一言で残り1割の手術にかけた。両ヒザの軟骨移植は日本では例のない手術で、最初の成功事例は僕なんですよ。

(植田監督に「俺の右腕として引っ張ってくれ」と言われて)「無理です」って言ったけど、植田さんに「俺はお前しか考えていない」と言われたら、「はあ」と引き受けるしかなかった。

僕だってVリーグに専念すれば、選手寿命もあと5年ぐらい持つと思うよ。でも、それと全日本を天秤にかけたら全日本の方が重いからがんばってる。

オリンピックは勢いで勝てる。でも予選は勢いじゃ勝てない。オリンピックは一日一日で勢いがつくけど、予選は1セットごと、1点ごとにどんどん流れが変わるから。


これらは全て一昨年の秋に刊行された「Number PLUS」中の記事、荻野正二と吉原知子の対談からの引用です。昨日今日と素晴らしい活躍を見せてくれた荻野ですが、テレビの画面を通して見る表情は、かなりきつそうでもありました。第4セットでしたか、バックアタックを打ってそのまま相手コートに入ってしまった場面がありました。あれは着地の衝撃をひざで吸収しきれず、勢い余ってセンターラインを超えてしまったように見えました。状態は相当良くないんだと思います。それでもコートに立って、チームを鼓舞し続けました。植田監督も下げようとはしませんでした。16年ぶりの五輪出場を決めた最後の1点、荻野が決めてくれて、本当にうれしかった。

荻野は1970年1月生まれだから、私と同級生です。試合後の涙には、見ているこちらも胸が熱くなりました。男の中の男。本当にカッコ良かった。おめでとう! 「北京の切符が取れたら、僕は辞めてもいい」なんて言ってましたが、そういうわけにはいかないでしょ。五輪の舞台で続きを楽しみにしています。


文芸春秋さん、無断引用ごめんなさい。宣伝するから許して下さい。m(_ _)m
ラベル:バレーボール
posted by 千酔亭 at 22:40| Comment(5) | TrackBack(0) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

OQT 7日目

五輪出場条件を巡って混乱 バレー世界最終予選(産経新聞)

残り1枠の五輪出場国が決まる最終日、思わぬ騒動が起こった。これまで大会組織委や参加国、報道陣が理解していた五輪出場権獲得条件が突然「変更」されたのだ。

組織委や参加国の理解は(1)全体1位(2)アジア1位(3)それらを除く上位2カ国−の条件で、アジアの国が全体1位の場合、アジア2位が繰り上がって「1位」枠を得る。

25日はまず韓国に勝ったドミニカ共和国の全体4位が確定し、タイを下したカザフスタンがアジア2位に浮上。同夜のセルビア戦を終えて日本が全体1位ならカザフ、2位以下ならドミニカの出場が決まるはずだった。

ところがカザフの試合後の会見中、日本協会が国際バレーボール連盟(FIVB)の通達を配布。それによると(1)上位3カ国(2)それを除くアジア1位−となり、日本の結果を待たずにカザフの五輪出場が決まった。

思わぬ吉報に号泣したエースのパブロワが「みんなに知らせてくる!!」と会見場を飛び出し、ジュラフレフ監督も「こんな会見は初めてだ」と絶叫。異例な展開だった。

放映するフジテレビ、TBSには24日夜に「変更」が伝えられていたという。ただFIVBの広報担当者は「大会前から決まっていたこと」と強調。大会のプログラムには、それを裏付ける記載もあり、日本協会を中心とした大会組織委と認識を異にするまま最終日を迎えていたようだ。

だがFIVBの主張の通り、開幕前のいずれかの時点で条件が変更されていたとしても、組織委はもちろん、参加各国にも伝わっていなかった状況では、FIVBの主催者としての運営能力を疑わざるを得ない。

この日、日本はセルビアに敗れ、得点率で3位に終わった。当初の条件ならカザフではなくドミニカが五輪出場権を獲得していたはず。出場権の可否をめぐっては、今後の曲折も危惧(きぐ)される、後味悪い幕切れとなった

ひどい話だと思いませんか? 私はCSのTBSチャンネルで、第1試合のアナウンサーが「韓国は勝てば五輪出場決定です」と言っているのを聞いて、単なる勘違いだと思っていました。しかし第2試合になって実況の土井アナが、FIVBの規定変更により条件が変更された旨の説明を、何でもないことのように淡々と伝え、慌ててFIVBのサイトを見ました。

しかし変更に関するアナウンスはどこにも出ていません。しかし出場条件が記載されたページには、英文でこう書いてありました。

"the best three teams plus the best Asian team (even if any of the best three teams are Asian) will book the final four tickets for the Beijing Olympic Games"


確かに「上位3カ国+それ以外のアジア最上位チーム」になっています。これはもともとこうだったのか。それとも急遽書き換えられたのか。次にJVAのOQT特設サイトを見ました。しかし記載されている情報は元のままでした。

Qualify_Before.JPG

しかしサイト内右上の"English"と書かれたところをクリックし、英文表示に切り替えると、文言こそ違うものの、書いてある条件はFIVBと一緒でした。

Qualify_English.JPG

確認したのは午後13時半くらいでした。これは急遽書き換えたのではないと思います。初めからこうだった。でも内容の相違に誰も気がつかなかった。で、夕方くらいにもう一度JVAのサイト(日本語)を見たら、今度は書き換えられていました。

Qualify_After.JPG

この変更に関する説明はどこにもありません。JVAも寝耳に水だったんでしょう。統括団体たるFIVB関係者以外、誰も知らなかった。第1試合に勝利したドミニカの監督や選手は、出場の可能性が残ったことを飛び跳ねて喜んでいました。第4試合の結果次第で、五輪に行けるかも知れないという期待を、まさかこういう形で断ち切られるとは思っていなかったでしょう。元の規定のままだったら、最後の1枚の切符をつかんだのはドミニカ(4勝3敗)でした。カザフスタン(2勝5敗)にとっては、まさにタナボタでしょう。

改めて産経新聞の記事を引き写しますが、「FIVBの主張の通り、開幕前のいずれかの時点で条件が変更されていたとしても、組織委はもちろん、参加各国にも伝わっていなかった」ということ、とにかくあまりにお粗末過ぎます。めまいがするほど情けない。このあとドミニカの協会がどういう行動に出るか、しばらく注視していこうと思います。


で、日本vsセルビアですが…。3セット目から流れが悪くなるのが、デフォルトになっちゃいましたね。高橋は足にきているのか、セットを追うごとに切れがなくなります。あの「入れてけサーブ」はチャンスボールをくれてやっているようなもの。何で狩野にスイッチしないかね〜。

まあ、それでも櫻井をやっとまともに使ってくれました。流れを変えるには至らなかったけど、この交代を毎セットやれば、高橋の負担を減らすことにもなるんじゃないの? コート内の雰囲気を盛り上げてくれるし。あれだけの出場でディグも3本上げてます。

あと仕事人の加奈子はん、ブロック1本決めました。
ラベル:OQT バレーボール
posted by 千酔亭 at 22:50| Comment(8) | TrackBack(0) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

OQT 6日目

結論。多治見麻子はやっぱりいい選手。

以上。


…ってわけにもいかないので、もうちょっと書きましょう。今日の試合、日本はセットカウント3-2で勝ちました。タイにこんなに苦戦するなんて思わなかった…という人が多いんじゃないでしょうか。でも今大会のタイの戦いぶりを見ていた人なら、意外でも何でもないはずです。確かにここまで1勝4敗と振るわなかったですが、ディグやつなぎの良さ、多彩で速いコンビの完成度は、出場チーム中No.1であると思います。しかし、いかんせん高さ負け、パワー負けをしてしまう。でも日本相手なら、そのどちらも引けを取らない。だから苦戦するのは目に見えていました。

打って良し、つないで良し、守って良しのキャプテン ウィラワンを初め、スキルフルな選手がたくさんいます。飛びぬけて高い選手はいませんが、「動ける180cm」が何人もいるのがタイチーム。何とか五輪に行かせてあげたいんですけどね〜。

で、日本ですが、今日は多治見が活躍しました。監督もっと使えよって話ですね。10/22で決定率45.5%。なかなかいい数字ですが、特筆すべきはむしろブロックの方です。

OQT080524.JPG

Vリーグでは出ないんですが、FIVBのスタッツでは"Rebounds"、要するに「有効なワンタッチ」をカウントしてくれます。キルブロックもリバウンドも、荒木を上回る数字を出しています。ここが彼女の真骨頂。アホなマスコミは歳にばかり注目しますが、実力を正当に評価しろよと言いたい。Vリーグでプレーする選手の中で、30代選抜チームと20代選抜チームを作って対戦したら、ほぼ間違いなく30代チームが勝つだろうと確信をもって言えます。

あとは櫻井をもっと有効に使おう。ピンチサーバーの選手じゃないだろう。何セット目だったか、もっとコート内で声を出せって言ってましたが、そういう「お通夜な場面」こそ、櫻井がその個性を発揮するところじゃないか。佐野はどちらかと言えば職人型の選手。センターが後衛に下がった3ローテ。若しくはバックアタックがない高橋が後衛に下がった3ローテで、レシーバーとして櫻井をもっと生かそう。そうじゃないとあまりにもったいない。

あと、大村の活躍の場を奪わないように。頼むよ晶ちゃん。
ラベル:OQT バレーボール
posted by 千酔亭 at 22:02| Comment(8) | TrackBack(0) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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