2007年08月13日

柳本監督の発言に思う

柳本監督のブラジル戦後のコメントが、中西美雁さんのblogに出て
いました。メンバーチェンジをしなかったことについて、どういう発言を
するのか注目していましたが、以下のような内容でした。

<メンバーチェンジをしなかったことについて>
木村のサーブレシーブが崩されたりしていたが、今はこのメンバーで
チームを固めたかったので、押し通した。


木村については、「替えられる選手がいない」…とは立場上言えない
でしょうけど、でもそれが事実ですね。というか、木村、高橋、竹下に
ついては動かすつもりもないんでしょう。問題は栗原と荒木と庄司。
ここは替えられる選手がいます。

結果として成功するかどうかはともかく、流れを変えるために異なる
個性をもった選手を投入するのは、チームで行う球技では当たり前の
ことです。思うようにプレーできていない選手に、コート外から冷静に
試合を見させるという側面もあるし、替わって出場した選手が大活躍
するかも知れない。

柳本監督はそういったことを何もせずに、まともな指示さえ出さずに、
選手に何を期待しているんでしょう。竹下のリーダーシップ? 高橋の
個人技? 佐野の奇跡的なディグ?

「チームを固めたかった」というなら、その前日のスタメンは何だったん
でしょうか。庄司と荒木で固めに入ったということは、ベテラン勢は
去年の宝来や高橋翠や石川のように、ほとんど後ろで立っているだけ
の存在になるということか? 小山もそうですね。大山が戻ってきたら
どうなるかわかりませんが…。

昨日の試合を見に行った人でも、ブラジルに勝てると思っていた人は
ほとんどいないでしょう。しかし完全に相手のペースで、為す術もなく、
坂を転がり落ちるように負けてしまった昨日の試合を見て、見に来て
良かったと思った人は誰もいないはずです(熱狂的なブラジルファンは
除く)。

負けるにしても、ただでは転ばない執念を見せなければ、次につながる
ような希望を見せられなければ、会場に足を運ぶファンは減ってしまう。
視聴率だって下がる。あんな無残な試合をやってはいけない。


<今後の課題について>
段階的にチームを組み立てているが、まずはセンター線の強化。
(中略)
勝つことも大事だが、この大会では今しかできないことをやっていきたい。
そういう意味で辛抱しなければならないこともあると思う。


後半は庄司のことを指しているはず。GP開幕前に同じような発言
しているので、間違いないでしょう。庄司を続けて使うことは、今しか
できないことなんでしょうか。むしろ持ち駒をどんどん試すことの方が
今やるべきことのように思います。


<今日の木村選手に対する評価>
木村の持ち味はマルチなところだが、ひとつのプレーができるとほかの
プレーも相乗効果でよくなるという特長がある。レフトはスパイクの
打数が多いポジションなので、それが決まるとサーブレシーブもよく
なることが多いが、今日はすべて受け身に回っていた。


裏を返せば「ひとつのプレーが悪くなるとほかのプレーも相乗効果で
悪くなる」ということで、だからこそ彼女にはしっかりした控えが必要
なのではないでしょうか。調子の良し悪しにかかわらず、毎試合出続け
なければならない心身両面の負担は、想像以上に大きいはずです。
もちろん同じことは高橋にも言えます。

同時にコートに立てるのは6人でも、チームには14人の選手がいる。
全員をフルに使って戦って欲しい。監督の自己満足にバレーファンは
とても不満足だ。ブラジルを「個人技のチーム」と称するような人に
多くは期待していませんが、最低限のことはしっかりして欲しい。


本文とは全く関係ありませんが、東レ(男子)の小林敦コーチが自身の
blogでブラジル戦を見ての感想を書いています。立場上あまりキツい
ことは書けないでしょうし、オブラートにくるんだ言い方をしてますが、
実に的を射た指摘だと思います。未読の方は是非。

「排球参謀」
posted by 千酔亭 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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