2006年11月13日

世界ランキングの実情

バレーボールに限ったことではないですが、多くのスポーツに世界ランキングと
いうものがあります。これがどれほど当てにならないものか、バレーファンも
サッカーファンも、ボクシングファンも良く知っていると思います。

今年6月、ドイツでのサッカーワールドカップに於いて、日本は予選リーグ1分け
2敗であっさり敗退しましたが、その時点での世界ランキングは19位。そんなに
強いか? という疑問を多くの方が持っていたことと思いますが、現実はまさに
その通りで、集計方法を見直したワールドカップ後の順位で、日本は49位まで
順位を落としました。でもこれが妥当なところでしょう。FIFAは賢明でした。


翻ってバレーボールはどうだろう。ランキングの対象となるのはオリンピック、
世界選手権(世界バレー)、ワールドカップ、各大陸ごとの選手権大会(日本の
場合アジア選手権)、ワールドグランプリ、オリンピックと世界選手権の予選。
ここまでです。グラチャンなんて入ってません(笑)。

FIVB世界ランキング(女子) 〜2006年9月11日時点〜

要は主要大会に多く出るとポイントを稼げる。日本は毎年必ずワールドGPに
出ていますから、それだけで毎年上積みがあるし、ワールドカップに至っては
日本恒久開催ですから、必ずポイントを得られる。予選を経なければ出場すら
できない国とは大きな差が出ます。

最大の問題は地域格差が全く考慮されていないこと。ハイレベルの最激戦区
欧州選手権を制しても、低レベルのアフリカ選手権と同ポイント。アジアも
南米も北中米もみんな同じ。この悪平等こそがランクを無意味にしている。


強豪がひしめき合うヨーロッパを勝ち抜くのは至難の業ですが、アジアには
突出して強い国があり、それに続く国も限られている。南米も北中米もそう。
どちらがポイントを稼ぎやすいかは言うまでもない。だからこそ今大会での
セルビア・モンテネグロのような国が出てくる。あの素晴らしいバレーを展開
する国が30位だなんて悪い冗談だ。

FIVBは地域間格差の是正を急がなくてはならない。アフリカチャンピオンの
ケニアは、最もレベルの低いプールAですら1勝もできなかった。大陸選手権
優勝で得た30ポイントは、それだけでセルビア・モンテネグロが4年がかりで
得た分を上回る。ヨーロッパ選手権7位の方が価値が高いことは明らかだが、
ポイントはたったの5だ。


参加国数が少ないワールドGPを対象から外し(もしくはポイントの大幅な減)、
地域格差を抜本的に是正することによって、実力に即した世界ランキングに
することを切に望みます。FIVBはプライドをもってFIFAに学ぶべきです。
某ボクシング団体のようになってはいけない。

posted by 千酔亭 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | バレーボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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