イエスの全盛期を代表する作品といえば、3作目〜5作目の『The Yes Album』『Fragile』『Close To The Edge』を誰もが挙げます。世間的に最高傑作と評されるのは『Close To The Edge』ですが、これは初心者には勧めにくい。タイトル曲は18分42秒。2曲目が10分、3曲目が9分。ピンクフロイドの『Atom Heart Mother』あたりに比べればマシかもしれませんが、1曲が長いことに変わりはありません。
今回取り上げようと思うのは4作目の『こわれもの Fragile』。前作から加入したスティーヴ・ハウ(g)と、ここから加わったリック・ウェイクマン(key)が、その本領を存分に発揮し、まさに「手を変え品を変え」楽しませてくれる大傑作アルバム。バンドの一体感を感じさせる長い曲(1,4,9)に、2人の個性が裸のまま出ている曲(2,5,8)が違和感なく織り込まれ、全体としてバランスが良く聞き飽きません。

Yes "Fragile" 1971
@"Roundabout"が個人的には一番好きです。曲の前半〜中盤は淡々とした感じで展開され、後半にかけて盛り上がっていく構成。「淡々と」なんていう表現だと退屈に思われるかも知れませんが、緊張感あふれる演奏にジョン・アンダーソンのハイトーンボイス、メンバーのコーラスが重なり、8分36秒という長さを全く感じさせない仕上がりになっています。
B"South Side of the Sky"は起承転結のあるドラマティックな構成と、力強い演奏で聞かせます。転調を繰り返す複雑な構成のH"Heart of the Sunrise"は、ビル・ブラッフォードの乾いたドラムの音が印象的。クラシックを学んできたウェイクマンが演奏するA"Cans and Brahms"は、タイトル通りブラームスの曲。メランコリックなギターソロG"Mood for a Day"は、もちろんハウの作品。
全体としてメリハリの利いたアルバム作りがされており、決して難解な作品ではありません。プログレというジャンルに拒絶反応があって聞かず嫌い…何ていう人がいたら、ここらへんから入ってはいかがでしょうか。キング・クリムゾンの『In the Court of Crimson King』、ピンク・フロイドのThe Dark Side of the Moon』に比肩する名作です。
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いや〜懐かしいですね。
中学・高校のときに聴いていました。
アルバムジャケットのあの顔をポスターの宿題に利用したこともありました(笑)
プログレは全く聴いたことがなかったのでぜひ聴いてみたいです。
イエスを全く聴いたことがないってことですかね?
『クリムゾンキングの宮殿』は凄みを感じますよね。ジャケットだけ見たら
「?」って感じですけど、1曲目を聴くと何だか伝わってくるものがあります。
フルートが印象的な2曲目も、荘厳な雰囲気の3曲目も一度聴いたら忘れません。
また別の機会に取り上げたいと思います。
てっきりプログレッシブやってるバンドの名前かと(笑)
失礼いたしました。
ボクもこの「こわれもの」の音世界が好きですね〜♪
ジャケも素晴らしいぃ〜
70年代プログレッシヴ・ロックはカッコイイですよね☆
遅レスですみません。
10分前後の曲の方が、緊張感があって好きなので、
"Close to the Edge"ではなく、こちらを載せました。
"Roundabout"がたまらなく好きなんです。
何か「マニアック」に扱われがちなプログレですが、
そうじゃないんだということを、わかって欲しいですね。