2009年02月28日

PFUブルーキャッツ@上尾 その3

今週末のチャレンジリーグは千葉と富山で開催。富山の方には見たいチームが4つとも集結しています。青猫、アクア、三洋、四国。あ〜見たいな〜。土曜日は青猫vsアクアの隣県対決。「北陸ダービー」として盛り上がってほしいところですが、この言葉でWEB検索するとやはりサッカーの話題ばかりが出ます。アルビレックス新潟vsカターレ富山。若しくはカターレ富山vsツエーゲン金沢。バレーの認知度は低いのですね。面白い試合やってるのに。

それでもまだ、富山の方ではテレビ局で取り上げられているのを確認できました。こちらのページでニュース映像を見ることもできます。えらいぞ北日本放送! 負けるな石川県のテレビ局!


そろそろ本題に入りましょう。PFUといえばオーバーハンドでのレセプションにこだわって、アタックライン近くに並んで構えるフォーメーションを採るチームでした。過去形にしたのは今年はずいぶん違ったからです。改めて去年の写真と見比べると、やはり少し下がっています。上尾の会場はエンド側に席がないので、同じ角度では比較できないんですが、それでもわかりました。

LastSeason1.jpg

LastSeason2.jpg

以前に載せたことがある、昨シーズンの東京フェスティバルの写真です。アタックラインから2mくらい下がった位置に並び、リベロの竹村だけがそこからさらに1.5〜2m後ろという位置取りに見えます。このフォーメーションの狙いをkazさんが書いていたことがあったはず…と思って探したら、去年4月の記事にありました。

「世の中はファイナルラウンドですが」(強行突破 SPORA別館)

記事の一番最後の方です。チャレンジマッチでバンブーと対戦することが決まってしまい、バンブーは青猫にどう対処すべきか? という視点で書かれています。シーズン後にキープレーヤーだった竹村と、チャレンジマッチでリベロを務めていた山田が抜けてしまい、サマーではセッターが本職の(というか何でもできる)時長がリベロでした。

その後に池田が加わって、ほぼ全ての試合でスタメンを務めています。安定していい数字を出しているし、なかなか頼もしい奴です。ただし去年の竹村のような、1人だけ異なる位置取りにはなっていません。そのあたりを見比べましょう。セッター古藤が後衛ライトのポジションから、6つのローテを全て撮りました。池田が誰に代わって入っているかと、前衛レフトが誰かを参考のために書いておきます。

Reception1.JPG
第1ローテ(塚原→池田)、佐藤

Reception_2.JPG
第2ローテ(塚原→池田)、清水

Reception_3.JPG
第3ローテ(川上→池田)、塚原

Reception_4.JPG
第4ローテ(大久保→池田)、古藤

Reception_8.JPG
第5ローテ(リベロなし)、川上

Reception_5.JPG
第6ローテ(塚原→池田)、大久保

たぶんこれで合ってると思うんですが、何かちょっと記憶が曖昧だったりして…。で、去年のフォーメーションに比べると、全体的に後ろに下がっているのがわかります。アタックラインから2.5〜3mあたり。キャッチは基本4人に見えますが、川上はほとんど取ってません。この試合では3本だけ。それも前衛狙いの緩いサーブだったはず。交代で餅田が入ったら4人になります。日曜日の試合ではセット中盤で川上→餅田という交代が、3セットとも行われていました。やっぱり餅田が入るとホッとします。

とはいえこの試合、かなりレセプションを崩されまして、公式スタッツでの成功率は何と38.9%。…そこまでひどくなかったと思いますがね…判定員厳し過ぎ。前回の更新で載せた写真に、餅田がオーバーで取る様子がありましたが、あんな低いボールはアンダーで取ろうよって思ってしまいます。ちなみに新加入のリベロ池田は、ほぼ全てアンダーでした。今のフォーメーションならそれが正解だと思います。まあ、それだけ崩されても負ける気は全くしなかったし、実際ストレートで勝ったんですから、力の差としか言い様がありません。

今日の試合はアクアにスト勝ち。各セットとも20点も取らせず、サーブレシーブ成功率も78.8%という素晴らしい数字。よしよし。…つーか、アクアが何やってんだって感じのスタッツの数字ですが…。

Reception_7.JPG


3月に入って、残すところあと5試合。対戦日程は下記です。

1日(日):vs四国88(黒部市総合体育センター)
7日(土):vs大野石油(いしかわ総合スポーツセンター)
8日(日):vs健祥会(いしかわ総合スポーツセンター)
21日(土):vs上尾(上尾市民体育館)
22日(日):vs三洋電機(上尾市民体育館)

Vリーグ機構もなかなか素敵な日程を組みましたね。最終週の土曜日に上尾と対戦するのは去年と一緒。そこでかなり悔しい内容のフルセット負け(25-23、24-26、25-21、23-25、13-15)を喫して、それを引きずってしまったのか、翌日の健祥会戦でスト負けを食らい、相手の優勝シーンを目の前で見ることになりました。

とにかくまず、前回の対戦で負けている四国に明日きっちりと勝ち、ホームの2試合を連勝し、1週間のインターバルで問題点の修正を図って、再び埼玉に乗り込んできて下さい。優勝の瞬間を見に行こうと思います。ええ、仕事サボってでも行きます(え?)。

Koto1.JPG
 
posted by 千酔亭 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) |  → PFUブルーキャッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月25日

PFUブルーキャッツ@上尾 その2(追記あり)

本題に入る前に、パイオニアレッドウィングスの活動継続決定について触れておきます。ついさきほど、山形新聞のサイトで吉報に触れました。チームの存続を「検討中」という段階でニュースになり、存続を願うファンが署名活動を行っていました。実は先日の上尾にもその中の1人であろう方がおり、私も協力させていただきました。毛の先ほどの微力に過ぎませんが、役に立ったのなら幸いです。

しかしながら、喜んでいるであろうファンの方々に、あえて冷や水をかけるようなことを言わせていただきます。今回の活動継続宣言は、1年の猶予期間をもらった…という程度に考えておいた方が良いと思います。いつ廃部になってもおかしくない状況は、何も変わってはいないのです。少しのあいだ先延ばしになったに過ぎません。その間にチームは何をしなければならないか。ファンに何ができるのか。それを考え続けて下さい。廃部は1チームだけでたくさんです。


真面目な話はこのくらいにして(え?)、本題に入ります。日曜日の上尾は第1試合が10時から。早起きをして第1試合を見る。アクアの逆転勝ちに満足し、そのままの位置で第2試合の青猫を待つ。ベンチの上というか後ろというか、そんな位置に座ってましたが、幸いにもこちらサイドに青猫が来ました。ラッキー! プレミアに比べてやけに短い練習時間を疑問に思いつつ、キッズエスコートと公式ウォームアップをじっと見る。

KidsEscote2.JPG

サマーから期待しているかわいい新人(鈴木&足立)に目が行く。鈴木はずっとニコニコしていましたが、真っ先に思ったことは体の厚みが増したな〜ということ。しっかりトレーニングして、筋肉がついたんですね(と思いたい)。足立は髪の毛の色がやたらと明るくなったこと以外、特に変わっていないように見えました。ちょんまげがかわいい。

KidsEscote3.JPG

サマーの頃からどう成長したか見たかったのですが、2人とも出場機会はあまり多くありませんでした。特に足立は日曜日は出番なし。よくわからないまま、週末が過ぎてしまいました。もちろんまだまだこれからの選手なので、期待は次回の上尾大会に持ち越しです。ちなみに2人のコートネームは「ミク」と「ソラ」。某埼玉のチームの新人と一緒です。偶然にしてはなかなか凄い。

公式ウォームアップで注目したのは内定の川上。179cm。1月17日のエンクロ戦から登場し、この日が7度目の先発スタメン。果たしてどんなもんかとじっと見ていました。正直ジャンプ力はもう1つ。なかなかパワフルだし、背筋強そうだな〜と思ったりしましたが、完成度はまだまだ低い。逆に言えば、伸びる余地がまだ相当ありそう。いい選手を獲れましたね。レセプションはお粗末なので、リーグが終わったらみっちり鍛えてもらうとよろしい。

Kawakami2.JPG

Kawakami3.JPG

kawakami5.JPG



ここから追記です。26日夜に書いております。

BlueCats1.JPG

こちらも新加入の清水(14番)は一昨年までKUROBEにいて、キャプテンまで務めた選手。誰よりも大きな声を出してチームを鼓舞する三十路(失礼)のベテランは、やはり安心して見ていられる選手でした。土曜日は内定初スタメンのリベロを盛り上げつつ、自身もかなりの本数を捌いていました。打つ方もまずまず。日曜日は昨日も書きましたが、相手センターがずい分塚原に張り付いていたので、ある程度楽に打てていた印象です。15/27で決定率は何と55.6%。素晴らしい!

特別パワーがあるとか、高さがあるとかはもちろんないのですが、その時の状況に応じて選択肢の中から巧みに選び分けている…とでも言えばいいんでしょうか。大崩れの心配はないだろうという安心感があります。何となくですが、本当にバレーを好きでやってるんだろうな〜とも思いました。現役Vリーガーでは残り少なくなった妹背牛OG。パイオニアの庄司ともども頑張って欲しいものです。千酔亭は北海道の北の方出身の選手を無条件に応援します。

Shimizu1.JPG

Shimizu3.JPG

Shimizu5.JPG

…と言いつつ、やはり最も安心して見ていられるのは餅田だったりします。レセプションこそオーバーハンドキャッチにこだわり過ぎて、短くなったり低くなったりというシーンが見受けられますが、打つ方はとにかく無類の安定感です。今リーグ通算のスパイク決定率は44.5%。168cmのレフトアタッカーがはじき出している数字です。試合を見たことない人がこの数字だけ見ると、PFUは餅田の決定力に頼ったチームと思うかも知れません。実際はそんなことないんですけどね。決して誰かが突出しているということはないチームです。

Mochida1.JPG

Mochida4.JPG

PFUに限ったことではありませんが、試合を見ていて「ここはエースで勝負しろ!」と思う場面があります。私は特定のエースにばかりトスが集まるようなバレーは好きじゃありませんが、しかし勝負どころでの選択肢としてなら、それは当然「あり」です。そういう意味で、古藤は実によく餅田を生かしていると思います。それはやはり、古藤自身もまた「エースのマインド」を持っているからでしょうか。2段トスを強気にぶち込む姿は、とても様になっています。

…と持ち上げておいて落とすのが私(笑)。ちょっと面白いシーンをご紹介しましょう。

neta2.JPG

高く上がったボールをジャンプトスしようと待ち構えているところです。この時、「ネット際のネタージョ」古藤はちょっと面白いことを考えていました。軌道からいって、このボールはネットを越えて相手コートに落ちる。トスを上げると見せかけて、そのまま落としてやろう。Ψ(`∀´)Ψ ケケケ

neta3.JPG

(ノ∀`)アチャー
posted by 千酔亭 at 23:59| Comment(6) | TrackBack(0) |  → PFUブルーキャッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

PFUブルーキャッツ@上尾 その1

サマーリーグ東部予選以来となったPFUの試合。Vリーグのサイトでスタッツを見たり、チーム公式ページの試合レポートを見たりしているものの、文字情報で得られることには限度があります。やはり試合を見たい。新戦力がたくさん入ったし、ほぼ固定に近かった去年と違って、今年はめまぐるしくスタメンが変わります。試合の中でも交代が多い。

それでもまあ、最も多いパターンは餅田・清水のレフト対角に、センターは佐藤と鈴木。セッターが古藤で、対角に大久保、リベロは池田という布陣。ただし今回は相手が相手なので(失礼)、たぶん変えてくるだろうとは思ってました。思ってましたが、リベロを内定の加藤にするところまでは読めなかった。

Kato_Dake.JPG

17番が加藤。チーム公式でもVリーグ公式でも、まだ内定選手の写真がアップされていませんが、こんな顔です。ちなみにその左にいるのが、これまた内定の嶽(だけ)。日曜日の最後のところでちょっとだけ出ました。健祥会の誰かがサーブをミスしたので、何もすることなく終わってしまいましたが…。

もう1つのサプライズは古藤の対角に時長=ツーセッターだったこと。それなら古藤を前衛レフトからスタートさせた方がいいんじゃないか? と思ったんですが、効果率の高い古藤のサーブ回数を多くすることを優先したんでしょう。さらに佐藤の対角は塚原でした。相手が速攻系バレーの熊本だっただけに、ちょっと意外でした。

KidsEscote1.JPG

この布陣は成功したとは言えず、立ち上がりからずっと不安定。加藤が相手サーブにかなり崩されてしまい、時長に高いトスが上がるようだとさすがに苦しい。初スタメンの緊張も多分にあったとは思いますが、さすがにまだ早すぎたと思います。いい経験しましたけどね。

辛うじて取った第1セットから、第2セットでは佐藤と塚原の表裏を入れ替え、ローテを3つ回しました。つまり古藤が前衛レフトからスタートの形。しかし展開は変わりません。相変わらず不安定。第1セットと同じく、途中から塚原に替えて鈴木、時長に替えて大久保を投入しましたが実らず、このセットを落とします。

Ohkubo1.JPG

さすがに…というべきか、第3セットは変えてきました。セッター対角に大久保、センターは鈴木と塚原の対角。リベロは加藤を引っ張りましたが、途中で池田に交代しました。ここから徐々に地力の差を見せ始め、7点差がついたところで餅田に代えて足立が投入されました。う〜ん、まだこういうところでしか使ってもらえんのね…。開幕戦スタメンで結構活躍した(少なくとも数字上はそう見えた)から、大きな期待をしていたんですが、この場面ではなかなか攻撃が決まらず…。別に足立だけが悪かった訳じゃないのですが、相手に詰め寄られたところで餅田が戻りました。最後はビシッと締めましたから、やっぱり役者が違いますね。さすがはもっちー。

ikeda1.JPG

Mochida2.JPG

Adachi3.JPG

しかしながら第2セットまでと、第3セット以降で最も大きく変わったのは古藤のプレースタイル。時長がいる間は前衛ではアタッカー、後衛ではセッターに徹していて、それはそれで面白いんですが、やはり古藤といえば「ツー」。オーソドックスな左手で落とすやつあり、後ろ向きのまま右手で落とすやつあり、トスフェイントもある。バックライトから来るボールをそのまま打ち抜いたり、バックレフトから上がってくるやつでも、巧みに体をひねりながらドカンと打ちます。何をやらかすかわからない、ネット際のファンタジスタ…ってのはちょっとカッコ良すぎるか。

ネット際の曲芸師
ネット際の総合商社
ネット際のネタ女(ネタージョ)

…千酔亭は古藤千鶴を応援しております。決してからかってるわけではございません。真面目に見て、真面目に考えているからこうなります。だって面白いんですもん。金を払って見に行く価値のある選手です。この日の古藤は10/16でスパイク決定率62.5%。すげーよ。ちなみに下の写真は、どちらもツーアタックです。

Koto2.JPG

Koto3.JPG

この日は塚原も良かった。8/12で決定率66.7%は上出来以上の数字。相変わらずフォームはちょっと変なんですが、でもしっかりボールをミートしているようで、スパイクはいい音を出しています。得点が決まると本人はもちろん、他の選手や応援団席の人たちも本当に嬉しそうでした。日曜日はあまり良くなかったんですが、この土曜日の結果が相手センターに強い警戒感を抱かせ、ブロックのサイドへの寄せが遅れ気味になったことで、レフトの清水を楽にしたんだと思います。

Tsukahara2.JPG

Tsukahara3.JPG

第4セットにはもう1人の内定選手、川上も出てきたんですが、こちらは日曜日の試合レポの中で取り上げます。清水と餅田も。

BlueCats2.JPG

posted by 千酔亭 at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) |  → PFUブルーキャッツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

V・チャレンジリーグ@上尾

上尾でのV・チャレンジリーグ。土日とも行って参りました。が、土曜日は前日の深酒の影響で二日酔い…。体調が悪いので第一試合の観戦をあきらめ、近所のジャスコへ「新ヘパリーゼドリンク」を買いに行く。これがまた効くんです。飲んで一時間も寝ていたらほぼ回復。酔っ払いの強い見方です。高崎線に乗って試合会場へ向かう。

さて、上尾といえば石川友紀の故郷(←そっちか)。彼女の母校(富士見小学校)を右手に見つつ、駅から歩いて約15分。見覚えのある建物が目に入ります。去年も来たから、ちゃんと覚えてました。

AgeoGym.JPG

入場料は激安の1500円。これで3試合見られます。みんなもっと見に来りゃいいのに。土曜日はカメラも持って行かず、完全応援モード。とにかくPFUをじっくり見たかった。先に来ているはずのkazさんに電話すると、何とPFUの応援団席にいるという。行ってみると、チームロゴの入った応援ベストを着ている…。ええ、私も着ましたとも。うちわパタパタやって応援しましたとも。

Uchiwa.JPG

第3試合は反対側に移ってアクアを応援。青いメガホンを借りて、バンバンぶっ叩きながら応援しましたとも。何とも悔しい負け方だったんですが、細かいところはまた改めて。試合後に当blogへ時々コメントをいただいておりますtaknuno55さんとお話しできました。流山ではごあいさつ程度だったので、今回は「出待ち」しました(笑)。相手していただいて、どうもありがとうございます。

kazさんに言われて気がついたんですが、上尾市民体育館ってバンブー体育館に作りが似ています。練習見学の時はカメラを持って行かなかったので、見比べることはできないんですが、おそらく設計施工が同じところなんじゃないでしょうか。行ったことがある方なら、きっとわかってくれるはず。

AgeoGym2.JPG


写真整理がまだ途中なので、試合レポートなどは明日以降にアップしていきます。仕事が忙しくて、帰宅後に長文を書く意欲がなかなか湧かないんですが、バンブーのことでも書きたいことがまだあるし(書きかけで止まってるのがある)、内容を忘れないうちにトントンとやってしまいましょう。青猫を3回、アクアは2回に分けてやるつもりです。他のチームは撮ってません。

先にも書きましたが、土曜日はカメラを持って行っていないので、写真は全て日曜日のものです。
posted by 千酔亭 at 22:32| Comment(2) | TrackBack(0) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

来たるべきもの

武富士:女子バレー部の活動終了へ「業界の環境厳しく」と (毎日新聞)

消費者金融大手の武富士(本社・東京)は13日、バレーボール・プレミアリーグ女子に所属する同社バレー部「武富士バンブー」の活動を、5月の黒鷲旗全日本選抜大会を最後に終了すると発表した。同社広報部は「消費者金融業界を取り巻く環境が過去に例を見ないほど厳しくなっているため」としている。

武富士は同日、2648億円の赤字となる今年度の決算見通しを発表。上限金利の引き下げなどを盛り込んだ改正貸金業法が来年施行されるため、消費者金融業界では、利息制限法の上限金利を超えた「過払い利息」の返還のために引当金を積み増しており、大幅な赤字となった。

武富士の女子バレー部は今季、プレミア10チーム中8位。01年に休部したイトーヨーカドー女子バレー部の全選手とスタッフを引き継ぐ形で創部。01〜02年シーズンにVリーグ(現プレミアリーグ)で準優勝した。選手16人とスタッフ9人の今後について、広報部は「チームごとの移籍も含め、受け入れに興味を持ってくれる企業と交渉したい」としている。



来るべき時が来てしまいました。2007年の3月9日、私は「存続への微かな不安」という記事の中で、武富士バンブーがいつ廃部になってもおかしくない状況であることを書きました。武富士の四半期ごとの決算の数字を見るたび悪い予感は募っていき、2009年2月13日に現実のものとなってしまいました。驚きはありません。ただただ残念なだけです。

この間に、私はスポーツビジネスに関する本を読み漁りました。企業が多くのスポーツの受け皿となり、その発展に多大な貢献をしてきたことを認めつつも、弊害もまた小さくないことを知りました。そして今また、その「弊害」によって1つのチームが…いや、一昨日の記事に書いたとおり、たくさんのチームが消えようとしています。企業にとってスポーツチームをもつのは「余力」の部分があってこそ。それがなくなればチームを手放すのは当然のことです。「一企業によるチームの所有」という形態は、景気や社会情勢に左右される要素があまりに大き過ぎます。

武富士は貸金業法等の改正によって、いわゆる「グレーゾーン金利」の問題にさらされ、過払い金返還訴訟が多発する事態になりました。今期の赤字決算も、そのための引当金を大幅に積み増ししたことが理由。いくら考えても武富士の業績が好転する要素はなく、「その時」がいつ訪れるのかを待つばかりでした。

ニュース記事では「チームごとの移籍も含め、受け入れに興味を持ってくれる企業と交渉したい」なんて書いてますが、これはチーム関係者が言った言葉ではないと信じたい。あくまでも武富士本社の広報部の方が言ったこと。イトーヨーカドーに切り捨てられ、武富士も手を引く中、奇跡に近い確率で全体移籍を受け入れる企業が現れたとしても、またいつ休廃部の危機が訪れるかわからない。それでもなお「企業スポーツ」にすがろうというなら、ちょっと頭が悪すぎます。繰り返しますが、一社がチームを所有する時代は終わろうとしているのです。

武富士バンブーは変わろうとしていました。ちょっと遅かったですが、今リーグ前の10月に初めて地元春日部市役所を訪問。11月には「スポーツで埼玉をもっと元気に!!」というイベントに参加し、埼玉県内に本拠を置く他のスポーツチームとの連携も始めたところでした。明日の越谷でのホームゲームでは、同市出身の金子美里から何かプレゼントもあるらしい…。ほんのちょっと前まで、そんな小さな企画すらほとんどなかったのです。「これから面白くなる!」 今回の廃部はそんな矢先に飛び込んできました。

私はクラブチーム化を望んでいます。簡単でないことは百も承知の上です。しかし永田部長の選択肢の中に、この路線が存在することを信じたい。「スポーツで埼玉を〜」のイベントを通して、他のチームから学んだことは少なくないはずです。特にbjリーグの埼玉ブロンコスは、元を正せばアンフィニ東京という企業チーム。クラブ化は並大抵の苦労ではなかったろうと思います。今のバンブーの苦境に、きっと力を貸してくれるはずです。先日取り上げた旧オンワードオークスの奮闘ぶりも、大いに参考になるはずです。

チームが興行権を持たない現行のVリーグのシステムでは、クラブチームの運営は非常に難しいものがあります。私はホーム&アウェー制でプロ化するのがベストの選択肢であると信じて疑いませんが、協会の時代遅れ感覚と、プロ化は避けたい財界系一流企業の存在を考えると、現実には無理でしょう。それこそbjリーグのように、組織を割ってクラブチームによる新リーグを立ち上げるしかない。そこまで行けないなら、地方の協会から興行権を買い取り、入場料収入を得たいところ。集客の多寡が自チームの収入に結びつくようになって初めて、会場の雰囲気作りやファンサービスの重要性に気付くはずです。まあ、ホームゲームが数試合しかない現行のドサ回り形式では、それもたかが知れてるんですがね…。


このチームを5月で終わらせたくありません。チームの名前は変わっても、10年後も20年後も脈々と伝統を受け継いでいくチームになって欲しい。そのためには企業チームではなかなか難しいでしょう。地域に支えられ、地域に必要とされるチームにならなくてはなりません。永田部長はそれをわかっていると信じます。私のような一個人にできることなどたかが知れていますが、些細なことでも何か役に立ちたいと強く思っています。今週末の試合会場で何らかのメッセージが発せられるのかどうかはわかりませんが、今はまず永田部長の言葉を待ちたいと思います。
posted by 千酔亭 at 00:27| Comment(13) | TrackBack(0) |  → 武富士バンブー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

企業スポーツ

『日産が野球部など休部 経営合理化の一環』(スポニチ)

日産自動車は9日、自動車不況を受けて正社員を含めた国内外のグループの従業員のうち、1割近い2万人を2010年3月末までに削減し、計21万5000人にすると発表。国内では新規採用の抑制などによる正社員4000人を含め計1万2000人を削減する。リストラの一環として、硬式野球部、卓球部、陸上部の3部を休部。都市対抗野球2回、日本選手権1回の優勝の実績のある名門野球部は、1959年創部からの歴史に、ひとまずピリオドを打つ。


『セコム:ラグビー部の強化中止、社員有志での自主的活動に』(毎日新聞)

社会人ラグビーのトップイースト11に所属するセコムは10日、ラグビー部の強化を中止し、社員有志による自主的活動に変更すると発表した。正社員である日本人選手38人やスタッフは会社に残るが、プロ契約している外国人選手5人やコーチとは今季限りで契約を打ち切り、事実上のクラブチームとなる。


アメリカの金融危機に端を発した世界的な不況の波は、否応なく日本にも押し寄せ、企業スポーツの休廃部や縮小が相次ぐ事態になっています。ラグビーは昨年末以来、ワールド、IBMに次いで3チーム目。どれも明確な「廃部」ではなく「強化の縮小」としています。プロ選手とは契約を切り、社員有志による活動として残す。ただし勤務時間や職場の配置で優遇されることはなくなり、遠征費用なども出ない。「廃部」という言葉こそ使っていませんが、事実上同じことです。一部選手の流出は避けられないし、トップリーグはもちろん、それに順ずるレベルでも戦えなくなるのは明白。それぞれに「縮小」の理由は違うとはいえ、同じ競技で3チーム続けて同じ方策を採ったというのが、どうも引っ掛かります。

企業がトップレベルのスポーツから撤退・縮小する例は、私が把握してるだけでも、まだこれだけあります。

西武(アイスホッケー)→廃部
オンワード(アメフト)→廃部
TDK(サッカー・JFL)→廃部
TASAKI(サッカー・なでしこL)→廃部
三菱ふそう川崎(野球)→休部
ホンダ(ハンドボール)→縮小
ホンダ(F-1)→撤退
富士重工業(WRC)→撤退
スズキ(WRC)→撤退
三菱自動車(ダカールラリー)→撤退

地域レベルではもっとあるはずですが、主だったところはこのあたりでしょうか。これらの発表全てが、ほんの数ヶ月以内に起こったという事実に、改めて驚きを禁じ得ません。廃部がまだ何ヶ月も先のことというチームもありますが、最初に取り上げた日産のように、何の連絡や相談もなく、突然決定事項として伝えられた例もあります。選手やコーチなど、関係者の心情を考えると胸が痛みます。

こうなってくると「負の連鎖」も心配になります。苦しいながらもチームを維持してきた企業が、現在の相次ぐ休廃部に乗っかってしまわないか。株主からの突き上げなどもあるかも知れません。逆に上層部は維持するつもりでも、一般社員の支持を得られないことも考えられます。給与どころか雇用そのものが危うい状況で、スポーツ部だけが聖域になるのはあり得ないことです。

救いなのは今回廃部になったチームの中に、クラブとして生き残りをかける動きがいくつかあること。冒頭に取り上げたセコムのような、「事実上そうなってしまう」…という消極的なものではなく、自らチームの存続をかけて動いている強い意思の存在。

元オンワードオークスメンバーによるチーム再建への挑戦ブログ

アメフトXリーグの名門、旧オンワードオークスがクラブチームとして再建を図っています。「社会情勢に左右されない地域とファンと共に歩む真のクラブチーム」、「地域に根ざし地域とファンの方から愛され必要とされるチーム」を目指し、blogを通してその過程を伝え、再建にかける強い気持ちを発信しています。選手だけじゃなくチアリーダーも!

「私はチアリーダーです。ダンサーではありません。応援するチームがなければチアはできません。ただ、チアリーダーがやりたい訳ではありません。このチームのチアリーダーがやりたいんです。このチームでなければ私がチアリーダーをやる意味はありません」
(2008年12月24日 チアリーダー守田亜美さんによる記事)

素晴らしいと思いましたね。多くの選手やスタッフが記事を書いており、関係する人たちの一体感と、必ずまた日本一に返り咲くんだという意思を感じ取ることができます。今年1月8日の記事では、これまで]リーグで鎬を削ってきた他チームの選手やコーチが、自らのblogで今回の再スタートを応援してくれていることも紹介されていました。

株式会社ファクトリージャパンというスポンサーを得て、これまで同様、神奈川県相模原市を本拠地とするものの、オークスの名前は権利の関係上使えないらしく、名目上は全く別のチームとしての再スタート。2部若しくは3部リーグから始めなくてはなりません。最低でも約3000万円かかるという活動費の継続的な確保。来年以降の使用グラウンドが未確定など問題もあるようです。いろいろと難しいとは思いますが、何としても成功して欲しい。私はアメフトのルールも正確には知らず、]リーグはCSでちょっと見たことがある程度なんですが、それでも今回の「災い」が、関係者の努力によって「吉」となることを願ってやみません。同じような事例は今後も出るはずだし、旧オークスには素晴らしい成功例となってほしい。


「企業スポーツに支えてもらった時代が終わりを迎えた気がする」
(日本オリンピック委員会 福田富昭・選手強化本部長)

「できることをやらなければ、次世代の夢も希望もなくなる」
(日本アイスホッケー連盟の冨田正一会長。企業に依存したチーム運営からの脱却など、対策を研究する委員会を発足させた)

「スポーツ界発展のために、ぜひ成功させたい」
(陸上のクラブチーム、セカンドウィンドACの川越監督)

「もう、企業スポーツが中心となる時代は終わったと思います。これからはプロ化と地域密着しかありません。1社が1チームを持つのではなく、地域の複数の企業が支え合うといったものに変えていかなければ。同じ理念があるのであれば、他の競技も一緒になって盛り上げていきたいと思っています」
(bjリーグ 河内敏光コミッショナー)


2009年という年は、後にスポーツ界における大転換の年として記憶されるのではないか? 希望的観測に過ぎるかも知れませんが、そうなって欲しいと思います。バレーボールにも、危険水域に足を踏み込んでいる親企業がいくつかあります。全体移籍などという幸運はもうないでしょう。冒頭に取り上げた日産は、事前に何の説明もなく、突然休部を通告されたそうです。バレーで同じことが起きない保証はどこにもありません。危機感は足りているでしょうか?
posted by 千酔亭 at 19:12| Comment(11) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

V・チャレンジリーグ@流山観戦記 その3

何だかやけにアクセス数が多いと思ったら、「ちょっと一言言わせていただきます!」さんと、「suis annex weBLOG」さんから記事中リンクをいただいていました。大したことは書いてないのに、いつもすみません。何だか妙にかしこまってしまいます。

さて、いい加減に流山の観戦記を終わらせましょう。最後はKurobeアクアフェアリーズを取り上げます。前回リーグ、昨年2月に上尾で見た時の「ブロックはいいけど、とにかく決定力がない」という印象から、どの程度変わってきたのか。田中弓貴に加えて、張ほーかくも日立佐和から加入し、期待できる要素は多いにありました。

第3試合前のチーム練習が始まって、真っ先に気になったのは田中弓貴の両脚を覆うサポーター。見るからに「怪我人でございます」という格好です。スパイク練習が始まると、着地の後の痛々しい様子が不安を煽りました。

V_Challenge090125-24.JPG

V_Challenge090125-27.JPG

V_Challenge090125-28.JPG

V_Challenge090125-30.JPG

それでも試合が始まれば、田中弓貴はやはり田中弓貴でしたね。レシーブは堅く、つなぎは丁寧、スパイクは巧み。大きな声でチームメイトを鼓舞する姿は、まさに「大黒柱」でした。自分がそういう目で見ているから余計にそうなのかも知れませんが、やはり存在感が違うなと感じます。

次に目立ったのはオポジットの村上菜央。183cmの長身サウスポー。これがまたなかなか豪快というか、力強いスパイクを打ちます。レセプションにはほとんど入らず、打ち屋に近い存在なんですが、それだけの決定力はしっかり見せています。去年はさほど目立った印象はなかったんですがねぇ…。私の目が節穴だったんでしょうか?

V_Challenge090125-32.JPG

ほーかくも存在感を示していました。この日に限っていえば、スパイクよりもブロックで。シャットアウトが特に多かったというのではないですが、詰めるべきところをしっかり詰められていました。先週末に日立佐和の悲惨極まりないブロックを見てしまっただけに、ちょっといろいろ考えてしまいます。

V_Challenge090125-37.JPG

V_Challenge090125-26.JPG

セッターの位田愛は…え〜と…今「いんでんあい」と読んでしまった人、手を上げて( -_-)ノ。もちろん違います。ものすごく紛らわしいですが、Kurobeの位田愛は「いだめぐみ」と読みます。いわゆる内定選手だと思うのですが、主戦セッターを務めています。第3セットにちょっとちぐはぐな様子も見受けられましたが、それ以外は良かったと思います。

途中出場で流れを変えたシカマックス(色摩知巳)は、見た目には去年とさほど変わってはいませんが、でもスパイクフォームは力強さを増したように感じました。打っても打っても決まらなかった印象の去年と違って、今年はなかなかやってくれそうです。

リベロの熊谷も印象に残りました。私はアタックラインの後ろから、積極的にオーバーでトスを上げようとするリベロを無条件に評価する傾向がありますので(笑)、この点で熊谷はとってもいいリベロでした。プレーが丁寧なのも好感度アップです。

V_Challenge090125-29.JPG

V_Challenge090125-31.JPG

今週末は三洋と大野石油という、なかなか難しい相手との2連戦。大混戦の今リーグですから、優勝争いに食い込むチャンスは十分以上にあると思います。2月の上尾大会でまた見られますので、改めてじっくり見ようと思っています。

V_Challenge090125-34.JPG

V_Challenge090125-36.JPG
posted by 千酔亭 at 23:52| Comment(13) | TrackBack(1) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

デンソーのセンターを考える

V・チャレンジリーグ@流山観戦記の方を早く終わらせなきゃいけないんですが、久しぶりにプレミアのことをちょっと…。


06-07シーズンには36.5%だったキラのスパイク決定率。センターとしては明らかに物足りない数字。しかしその翌年、一気に49.4%に跳ね上がりました。その理由はいくつかあると思いますが、その中の一つとして確実に挙げられるのが、早くて高くて短いブロード、いわゆる「Cワイド」を高いレベルでモノにしたこと。前回リーグではこの攻撃の決定率が抜群に高かったはずです。

DensoPremire2-3.JPG

DensoPremire2-4.JPG

DensoPremire2-5.JPG

連続写真にしてみましたが、私のカメラは秒間3コマが限度なので、このくらいにしか撮れません。それでもトスがユウコの手を離れた時には、キラは既にワンレッグで跳ぶ体勢に入っていますので、リードブロックでは対処が難しいというのはハッキリわかると思います。ブロッカーの手にかすることもなく、見事に決まりました。

ユウコとキラの間でこれがきっちり決まれば、サイドの選手にとってかなり大きなアシストになります。安定感はまだ足りませんが、第2セット…いや、第3セットの途中まで、本当によく決まっていました。テンパってくるとサイド一辺倒になってしまうのは、経験の浅さゆえ仕方ないと思っています。チャミですらそうですからね…。

昨日もちょっと書きましたが、第3セットでヨシコに替えて出すなら、マイではなくナルだったろうと思います。結果論ではありません。フルセット戦ってヨシコには7本しかトスが上がらず、しかもきれいにヒットしたのは、そのうちの1本だけでした。トスを上げられないのは、合わせる自信がないから…ってことでしょう。

DensoPremire2-6.JPG

ユウコはマイに1本もトスを上げられず、この交代はブロックを低くしただけに終わり、ここから流れは久光に傾きました。いくら考えても理解しかねる交代です。ナルは1月18日のバンブー戦で第3セット途中出場。特筆すべきは1セット足らずの短い時間で、ユウコが6本もトスを上げ、うち4本を決めたこと。バンブーのブロック陣が対処できなかったといえばそうですが、ユウコはナルとのコンビに自信をもっているからこそ、このトス回しができたはずです。

5セットで7本と、1セットで6本。状況が全く違うので、一概に比べられるものでないことは理解しています。でも交代のカードとして達川さんが優先すべきだったことは、自身の脳内シミュレーションより、ユウコにとって都合の良い選択肢を増やしてあげることではなかったか? ナルなら高さも落ちないし、鋭い速攻もブロードもある。もちろんマイにはマイの良さがあるんですが、裏センターの位置では生きないと思うのです。

ロンドン 井上 細田

岡野  福田 鈴木

高さは落ちますが、でもマイの機動力を最大限に生かすなら、ポジションはこっちだと思います。一度見てみたいけど…無理だろうな〜。

ユウコは本当に良くなってきたし、サイド陣も頑張っていますが、4強に進むには何かもう少しオプションがないと、現状のままでは苦しいと思います。「本来のレギュラー組」による戦い方を想定した、従来の守りの交代だけでは勝ちきれません。試行錯誤している時間もない。

今後、ベンチワークの質で試合を落とすことがないよう願っています。

DensoPremire2-8.JPG

2009年02月01日

V・チャレンジリーグ@流山観戦記 その2

プレミアの試合を見に、結城まで行ってきました。デンソーは2セット連取から逆転負けを食らう最悪の負け方。第3セットで矢野に替えて福田を出すという意味不明な交代があり、そこから流れが変わってしまいました。別に福田が悪かったというのではありません。鈴木と矢野は全然合ってなかったし、それ以前にトスがさっぱり上がりませんでした。それならそれで矢野には「ブロック職人」に徹してもらえればと思うんですが…。もし替えるならバンブー戦で活躍した関でしょう。わかりやすい交代しかしない達川さんが、たまにこういう突飛な交代をすると、だいたい失敗してる気がします。

福田を生かすならセッター横の位置で、井上を対角に移す形がよかろうと思います。セッター横だと高さの面でちょっと問題もありますが、速攻もブロードも、ライトへの平行もオープンも打てる訳ですから、ちょうど車体の高橋翠のようなことをできると思うのです。福田を使わないのはもったいないし、使えばもっとやれるはずです。今日みたいな中途半端な交代では生きない。鈴木はトスを一本も上げられず、結果として「ブロックが低くなっただけ」の交代になってしまいました。それまでリードしていただけに悔やまれます。


さて、長い前置きはこのくらいにしておいて(笑)、流山観戦記の続きです。「つづき」と入力して変換すると、「続き」より先に「都築」と出てくる私のPCはなかなか素敵だと思います。いや、そんなことはどうでもいい。今日は上尾メディックスを取り上げます。ただ、それほど印象には残らなかったので、あまり長くはなりません。流山での3試合を見て、最も印象に残ったのは三洋。次いでkurobe、そこからどーんと離れて上尾。悪い意味で印象に残った柏。新規参入の2チームは、まあこんなもんかという程度。

そんな感じだったので、PFUは上尾には勝てるだろうけど、三洋には苦戦するだろうな〜と思っていました。なので昨日PFUが上尾に負けたのはかなり納得がいきません。何でやねん!って感じです。スタッツを見るとマンブルが爆発してるので、まあたまたまハマっちゃったのかな…と、自分を納得させています。今日は何とか三洋に勝ちました。こちらは大変よろしい。3連敗を免れたという、そのことだけでも大いに価値があります。餅田が83本もスパイクを打ってます。昨日も62本打ってるし、2日で合計145本…。

もっちー死んでないか? 大丈夫か?

対角の清水もっと頑張れ!
足立もっと出場をアピールしろヽ(`Д´)ノ


…いかん、どうにも話しが逸れる…。本日の主題は流山の観戦記です。本当です。上尾で見たかったのはマンブルと中尾。昨年の主力からレフト対角の佐藤とヌニェスが抜けていますが、その影響はさほど大きくないと見ています。ただ中尾がライトからセンターに回ってしまったのが、何だかちょっともったいない。この試合のスタッツを見ると、スパイク決定率は37.1%(13/35)と数字上はさほど悪くないんですが、実際はトスが全然合ってなくて、当り損ねがうまく点に結びついた印象しかありませんでした。去年の印象からすると、そこが何だか物足りない。

V_Challenge090125-17.JPG
チャレンジでは屈指の美人選手だと思います

V_Challenge090125-20.JPG
ワンタッチが認められず、この表情。


新外国人のマンブルは、去年のヌニェスほど極端ではありませんが、豪快な「打ち屋」であることに変わりはありません。ハマると凄いスパイクを打ちますが、相手の低いブロックにかかったり、正面でやすやすと上げられることもしばしばでした。さほどのインパクトはありません。とはいえチャレンジリーグでは図抜けた身体能力を持ちますから、ハマると本当に脅威です。

V_Challenge090125-22.JPG
当たり前のようにブロックの上から来ます

V_Challenge090125-16.JPG
斜めに跳んでも間に合います

V_Challenge090125-14.JPG
堅実な仕事をするリベロの関

V_Challenge090125-23.JPG
インタビューは福田でした


成績を見ているとまず波が大きいという印象を持ちます。いい時は本当にいいけど、悪い時は徹底して悪い。その安定感のなさは、ある意味PFUに似ていますが、でもバレーのスタイル自体には、奇をてらったようなところはありません。オーソドックスなればこそ、もうちょっとつなぎをしっかり鍛えた方が良いのではないか? と思いました。

posted by 千酔亭 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。