2008年12月31日

良いお年を!

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去年も全く同じことをかいているんですが、今年もまた、なかなか思うに任せぬ1年でした。7月末に更新を停止して、10月からポツリポツリと再開していますが、以前のペースに戻す気にはなかなかなれません。年明けからも何かと忙しい日々になりそうだし、なかなかペースは上げられないでしょう。業界的に最も忙しい春先を乗り切ったら、もう少し何とかできるかも知れません。でも年明けにはチャレンジリーグも開幕するし、そちらのことも書いて行こうと思います。移籍やら新加入やらがプレミアよりずっと多くて、戦力分析が難しいのです。PFU最強のネタキャラ、佐々木侑が三洋に移籍してしまったのは、さすがにちょっとショックでしたねぇ…。

更新を停止してからも、たくさんのアクセスをいただいています。どうもありがとうございました。皆様にとって2009年が良い年でありますように。
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2008年12月23日

数字で1レグを振り返る

皇后杯は車体の優勝というまさかの結果でした。もともと個々の決定力は高いものがあるのだし、噛み合えばこのくらいはやれるってことでしょう。ただ、これが今後のリーグに反映するかは別です。試合後のインタビューで葛和監督が、「チーム力で勝った」というようなことを言っていましたが、私の見方は全く逆です。「個の力で勝った」ようにしか見えませんでした。サーブの威力とレナタ、都築の決定力。ブロックはリーグ開幕当初に比べればマシになりましたが、それでも良いとまでは言えません。センターの存在感が薄いのも相変わらず。優勝と言う結果に、チームとしての問題が隠れてしまった印象です。「組織力」を感じることはありませんでしたし、要するに今大会の好結果は、選手個々の良い波が同時期に集まった結果。一言でいうと「ハマった」んだと思います。今のような戦い方で3レグまで勢いがもつでしょうか?

果たして私の見方が正しいのか、間違っているのか。年明け1月10日から再開のリーグを待つとしましょう。皇后杯の話は以上。ここからは表題の通り、1レグを振り返っていきます。まずは順位のおさらいから。

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前評判が高かったのはデンソーと久光でしたが、その通りに抜け出しているのはデンソー。逆に怪我人続出で低迷しているのが久光。岡山と東レが続き、その後の3チームが団子状態。佐和の最下位は予想通りですかね…。今回詳細に振り返る切り口として、センターをどれだけ使えているかということに焦点を当てたいと思います。まずはこちらをご覧下さい。

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横に長いのでクリックで拡大してご覧下さい。左端の並び順はサーブレシーブ成功率。世間的に(というかテレビ的に)、センターをどれだけ使えるか=Aキャッチがどれだけ返るか、という括りで語られていますから、ここを出発点にします。トップは同率で久光とデンソー。車体3位はやや予想外でした。パイオニアこの順位は仕方ないでしょう。佐和はかつての堅さはどこへやら…。選手個々の数字は、あくまでセンターのポジションに入ったときの数字のみを抜き出しています。例えば岡山の野村はライトに入ることの方が多いですが、その場合はカウントしていません。

表の右端にセンター占有率という項目があります。ここが私の重視しているところ。全体の打数(若しくは得点数)に占める、センターの割合です。サーブレシーブ成功率とリンクさせてみると、これがなかなか面白いのです。多少なりとも見やすくまとめたものがありますので、次はこちらをどうぞ。

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純国産メンバーで戦う2チームが上位に来たのは、ある意味当然なんだろうと思います。高さとパワーで圧倒する大砲がいない分、センターが機能しないことにはサイドも決まらない。サーブレシーブ成功率は高いとはいえないですが、それでも岡山も武富士も去年よりはるかにいい数字です。岡山がスタメンに米村を、武富士が服部を入れているのは守備重視の証。何よりも返球が多少乱れても自在にトスを操れるセッターと、少しくらいトスが乱れても何とかできるセンターがいる。数字がそのことを証明しています。爆発的な強さはないけど、大崩れもしない。長丁場のリーグを戦い抜くには大事なことだと思います。

久光の数字はさすがというか、やはり良いですね。決定率が例年より低いですが、先野・大村を共に怪我で欠き、いかにも調整途上という感じのする山本と、2年目の平井で戦ってきたのですから、これから上がってくるでしょう。ただ、ここ最近は平井を外して先野を入れています。果たしてこれが吉と出るのか凶と出るのか。平井を外したのが、私にはちょっと解せません。ブロックが良くなかったということでしょうか? 橋本の怪我で三上が先発のここ数試合ですが、見劣ることは特にないように思えます。

パイオニアは占有率はいいのですが、決定率が低い。栗原をサーブレシーブの中心に置くという「大冒険」をしている状況下で、内田はよくセンターを使っていると思います。決定率が物足りないのは庄司の方。何が問題なのかまでは私にはわかりませんが、34%はセンターとしてはいかにももの足りません。もうちょっと奮起を促したいところ。内田が今日の試合で怪我をしたようですし、年齢的にスタミナ面も不安視されるところですから、南にかかる比重が大きくなってくるでしょう。そういう面からも、やや不安が先に立ちます。

NECの数字も、サーブレシーブ成功率を考えればなかなかだと思います。松崎がもっと低くなるんじゃないかと思っていました。去年は秋山と杉山で合わせる時間が少なく、ずいぶん苦労していましたが、今年はそこもマシになった印象です。サーブレシーブ成功率の方はメンバー的にさほど上がってこないと思いますが、そこを秋山がどう切り回すのか。テンパって一本調子になることがあるものの、それでも尚センターにトスを上げられるかが鍵になると思います。

デンソーは少ないでしょう。横山は本当にレシーブがきれいに返った時しか、センターにトスを上げない印象があります。だからこそ決定率は全チーム中で最も高いんですが、でももう少し強引さがあっても良いと思うのです。それによってサイドへの負担が軽くなるはずだし、特に細田の決定率(30.1%)がさっぱり上がってこない現状を、何とかするための突破口にできるんじゃないでしょうか。これだけAキャッチが入っているんですから、セッターの工夫の余地は多いにあります。…関係ないけど、ロンドンに速攻やブロードを打たせてみて欲しいな〜と常々思っています。

東レも少ないですね。レフトレフトの印象。少ない分決定率が高めなのはデンソーと一緒ですが、でも高いのは片方だけ。「ブロード馬鹿」こと西脇の毎年の決定率の高さは、本当に凄いと思います。あれだけワンパターンでも50%前後をキープし続けていているのは、もう職人芸の域ですね。ただし荒木が抜けた穴は、新人2人で埋められるものではありません。中道もあまり冒険しないタイプのセッターですから、このくらいでずっと行くんでしょう。リーグ後半のことを考えれば、もう少し積極的でもいいんじゃないかと思うんですが…。

佐和は悪い意味で妥当な数字です。サーブレシーブ返らず、センター使えず。加えて黒羽のセッターとしてのスキルもちょっと…という感じ。嶋田はラリー中に突っ立ったまま打ちに行かないこともあるし、今の成績は必然でしょう。センターから突破口を…という切り口ではこれ以上何も語れません。江畑の戦列復帰こそが希望の光です。

JTは相変わらず。寺廻監督は前回リーグの反省として、「相手にとっては谷口とケニーさえマークしておけばいいという状態で、攻撃面での変化が足りなかった」というようなことを言っていましたが、今年も同様です。人が変わっただけ。去年の場合、坂下が急造センターとして入らざるを得ないという、同情すべき点がありましたが、今年はそれすらありません。さらに悪いのは打数ベースより得点ベースで占有率が下がること。普通ここは上がるもんですよ。チーム全体の決定率をセンターが下回ってしまうのは、ちょっと寂しいものがあります。上昇の余地はいかほどか…。

最後はトヨタ車体。今回のセンター中心に語るという意図から言うと、車体の数字はダメダメです。しかしチーム全体のスパイク決定率はリーグトップ。サーブレシーブ成功率は3位。しかしセンター使えず(使わず)、1レグの成績は2勝7敗。ところが皇后杯優勝。もう何だかわかりません。ここはセンターうんぬんというチームではないし、迷走していた葛和監督も、今後は皇后杯のメンバーで固定するでしょう。あとの私の見方は最初に書いたとおりです。1レグよりは良くなるでしょうけど、終盤までもつとは思えません。


先週、深谷へ生観戦に行ったんですが、バンブーつるじとシーガルズ岡野のトス回しを見て、心底面白ぇな〜と思いましたね。全日本の試合で「縦のB」なんて出たら、レアなお宝を発見したみたいな大騒ぎですが、この2人にとっては本当に普通です。加えてアタッカーもトリッキーなのがシーガルズ(森と山口)。バンブーの2人は正統派の(?)速攻打ちです。ブロードは少ない。どちらも人気のないチームですが、本当に面白いバレーをするので、ぜひもっと注目していただきたいものだな〜と思います。

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posted by 千酔亭 at 20:43| Comment(3) | TrackBack(0) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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