2008年02月21日

とどろきアリーナにて その3

シーガルズの試合は過去に何度も見ています。ただチーム自体にさほど興味が持てず、特に去年は成績もイマイチで、漠然としか試合を見ていませんでした。興味を持ち出したのは、スタッツを基に色々と集計をしてみてからです。レセプションがお世辞にもいいとは言えないのに、センターからの攻撃発生率が異常に高い。森和代はチーム1打数が多く、リーグ全体で見ても最もよく打つセンタープレーヤーです。

森だけじゃなく、セッター岡野弘子、レフト神田千絵、キャプテン野村まりといった30代のベテランが、本当に伸び伸びと力を発揮しています。若手では、成長著しいセンター山口舞が多彩な攻撃を繰り出し、疲れ知らずに打ちまくるレフト村田奈都美も面白い存在。

しかしながら今回、私が強く惹きつけられたのはこの人。

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レフトの米村信子です。アタッカーとしては、スピードとテクニックで勝負するタイプ。高さがなく(173p)、ブロックはいいとは言えませんが、しかしレシーブは素晴らしい。注目を集めるような派手さはありませんが、よくまとまったいい選手だな〜という感じ。言い換えるなら(私のイメージとして)「いかにもシーガルズっぽい」選手。

久光戦のスタッツを見ると、レセプションの成功率が38.5%(5/13)になってますが、これは厳し過ぎです。一歩でも動いたら失敗にしてるんでしょうか? 実際に見ていた感覚として、彼女のレシーブは結構正確にセッターに返っていました。パブロワのパワフルなジャンプサーブに、バックセンターで構え、きっちりと勢いを殺して返していたのですよ。土曜のNEC戦でも、途中出場で流れを変える見事な仕事ぶりでした。試合後インタビューでも神田がほめてましたね。

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日曜の久光戦は面白かったです。久光の側に相当苦手意識があるように感じます。この試合はエンド側での観戦だったので、ブロックの動きを気にしつつ見ていました。大雑把に言って、先野が前衛の時はスプレッドに構えてコミット。大村(平井)が前衛の時はバンチに構えてリード…だったように思います。前の攻撃枚数が2枚の時は、やや相手レフトの側に寄っていました。試合開始早々、森が1枚で先野を止めたのを皮切りに、野村が1人で6本決めるなど、チーム合計14本のキルブロックが飛び出しました。久光の倍以上です。

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写真が左に傾いでるのはご容赦下さい。これはバンチリードですよね? でも先野が前衛だとこうなるんです。

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橋本の陰でわかりにくいですが、Aクイックに入ろうとしているのが先野です。森がマンツーマンでがっちりマーク。パブロワには高松の1枚だけ。写ってませんがライトには仁木がおり、ここには米村がついています。

シーガルズに2セット連取された久光の真鍋監督は、第3セットで一気に3枚入れ替えるという、石橋叩き型返上(?)の思い切った策に出ます。橋本に替えてセッター三上。大村に替えてセンター平井。レフトの狩野美雪を下げて、そこに仁木を動かし、ライトに狩野舞子を入れました。第3セットはこれが功を奏します。特に舞子が活躍しました。対面が小兵の米村なので、舞子が高さで制した形。

でも第4セットで河本監督はきっちり対応しました。ローテを3つ回して、米村の対角レフトに182pの神田を入れてきたのです。野村に替わってライトに入った高松(こちらも182p)ともども、ブロックでプレッシャーを掛けたことで1・2セットのペースを取り戻し、シーガルズが久光を圧倒。セットカウント3-1で勝ちました。

うん、エンド側で見るのも面白いですね。特にブロックに関しては、サイド側だとなかなかわかりにくいですし、バレー観戦をとても楽しめました。土日とも行く時は、片方ずつ分けるようにします。

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posted by 千酔亭 at 11:59| Comment(0) | TrackBack(1) |  → Vリーグ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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